さんじゅういち




あまりにもおつむが弱すぎて羊くんにあげられるようなプレゼントが思い浮かばなかった私は、THE購買で買ってきましたよ感溢れるスナック菓子やスイーツを明日までイントゥ冷蔵庫。


手作りのお菓子を作ろうかとも思ったんだけどね?
オカンのを食べちゃうとさ、なんていうの?
自分の作ったものがくすんで見えるっていうか、つまるところ劣等感満載ってことですよ。はい。

ってことで断念。

ちなみに付属品としてお手紙兼聞けなかった質問リストをつくった。
これについてはなかなか良くできたと思う。
主につっこちゃん関連だけれど。

まあそんなこんなで、眠れない夜だったと言ってみたかったけれど普通に爆睡の後、身支度を整えプレゼントを手に持った瞬間なんだか無性に寂しくなった。


過ごせた期間、少なかったな。
とか
もっと話しておけばよかったな。
とか

色々と考えている内に、登校時間ギリギリになっていた。




「あ、…やば。」




もう。ダッシュですよ。
世界新いけんじゃねぇかっておもいました。


――――…


放課後、オカンからメールが来た後すぐに足早に天文科に向うと、入り口で天文科の人達がまだ羊くんから離れがたそうにわいわいがやがやしているのが見えた。


すげぇアウェー
西洋占星術科の人いないかな?
いないよね。わかってた。


群れに入れずにおろおろとしていると、おされへあーくんが珍しくも私を見つけてくださった。




「おい。そこの不審者。」
(ねえ。もうちょっと他の呼び方なかったの。おされへあーくん。)
(じゃあ。変態。)
(うん。黙ろうか。)


―*―*―*―


羊くんさよなら前編。

結果的にあんま絡めなかったなあ…
羊くん好きなのになあ(´・ω・`)





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