にじゅうろく




なんだか、寝たのに疲れがとれない…
肝試しのせいだ!絶対そうだ!!

ああ、肝試しのときはおかんに悪いことしちゃったなぁ
ほんと。
思いっきり抱きついちゃったし…
嫌だっただろうに…orz

今度、謝っとこ!!





「いやあ、肝試し以外は楽しかったなあ!!つっこちゃんは楽しめたかい?」


「うん!!楽しかったよー」


「それなら、よかった。」





いつぞやの時のように太陽が苛立たしく見えるが、まあ、隣にはつっこちゃんがいるのでよしとしようじゃないか。太陽め!命拾いしたな!命ねぇけどな!


帰りの荷物はやたらと重い。
集合場所につくとまだ人が来ておらず、早すぎちゃったかな?なんて会話をしていると、春組メンバーが寄ってきた。





「月子!に……田中、おはよう。」


「何で一緒に来てんだよ?」


「つっこちゃんの彼s」


「あ?」


「何でもないです!さっきそこで会っただけですー!!ふん!!どうせ、つっこちゃんと付き合えないようなモブですよー!!」





もー
いいじゃん!いいじゃん!
けちだなあ!!





「それにしても、会ったときより田中は度胸がついたというか…ふてぶてしくなったというか…なあ、錫也?」


「……っああ、そうだな。」


「………。なんだ?お前昨日からちょっと変だぞ?」


「何言ってるんだ、哉太。俺はいつもと同じだぞ?」





ああああ
怒ってらっしゃる。
きっと、服をびしゃびしゃにして腕を引っ張ったからだわ!!
さっきから、私の方を見てくれないのは怒ってらっしゃるからなのね!!


うううう
と、泣き真似をしていると怪訝な顔をしていたらしい羊くんが神話科の先生が呼んでると教えてくれた。


らしい、というのはですね。
怪訝な顔など吹っ飛ぶくらいのフィルターが私にはかかっていたみたいで、私には天使にしか見えなかったんです。はい。

それでですね。


抱きついてしまいました。まる。
(わわわわわ!!星河くん!?)
(離れろ!ホモ!!)
(俺はホモじゃない!!ホモは嫌いだ!!)
(力強くしないでよね!!ホモ)


―*―*―*―


毎回書いてて思うけど
一ページの疾走感が半端ないwww

目まぐるしすぎだと思うわ。

[ 28/58 ]

*Back Next#







人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -