にじゅうに





私も発狂することはなく、颯斗くん(芝犬飼にも)に迷惑をかけることもなく、無事ご飯をつくり終わった夜。





「愛しのつっこちゃんとのガールズトークたぁああいむ!!」


「星河ちゃん落ちていて…」


「無理!!」


「そこをなんとか、ね?」





上目遣いかわゆす(*´P`*)

じゃなくて、私、そういえば夢小説サイトの管理人だっていうことを最近まで忘れてました。

んで、思い出した今。
管理人としてはつっこちゃんが誰を好きなのか気になるのですよ。

布団に入りながら話そうと思い、掛け布団を捲ると、つっこちゃんも私が言いたいことに気づいたようで、布団に入ってくれた。





「えー…ごほん。つっこちゃん、手始めに好きな人教えて!!」


「え!?いきなり!!?い、いないよ!!」


「またまたーホントは誰かいるんじゃない?」


「いないいないっ!!」





掛け布団を鼻頭まで両手で引き上げる姿は、まさに女子。

つっこちゃんまじ可愛い。まじ天使!!


にやけながらつっこちゃんを見ていると、なにかを思い付いたのか勢いよくこちらを見てきた。





「あ、星河ちゃんは?星河ちゃんは好きな人いないの!?」


「あ……えっと…?え??」





そんな宝石みたいにキラキラとした目で、こっち見ないでっ!!

そうだよね。
つっこちゃんから聞かれることもあるよね。

少しぐらい考えろよ!私!!


でも、私には決めていることがあった。

この世界で私は恋をしないと。
きっと、そうしてしまったらつっこちゃんの恋が実らない…そんな気がして。

私は一瞬躊躇ったが、すぐに答えた。





「…いないよ。」


「ほんと?」


「うん。これから作るさ!!」


「そっか…じゃあ好きな人できたら一番に教えてね!!」


「約束するよ。」




きっと言うことは無いだろうけれど
(…それよりもさ!つっこちゃん気になってる人ぐらいいるでしょー?)
(いないってば!!)


―*―*―*―


ガールズトークとか、謎や…





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