にじゅう
私が生徒会に入ってから、早いもので一週間が過ぎようとしている。
まだ、会ったことのないキャラクターは居るけれど、この一週間で結構な主要キャラと絡めた。
うーん…
こんなに関わっていいのか、今更ながら不安になってきた…
まあ、私みたいなモブが一人増えたことぐらいじゃあ揺るがないかもね。
とここで、楽観的な私の思考は置いといて、重要なお知らせがあります。
なんと、オリエンテーションキャンプが来週というね。
しかも、私は突如として転入するはめになった者なので、班員がいない余り者なんですって。
どうするよ?
担任の先生はどの科の奴と組んでもいいと特例を出されたけれど…
つっこちゃんのところはキリがいいから入ろうとしてもたぶん無理。
颯斗くんのところは私が爆死するから無理。あと芝犬飼がいるから←
甘党とはくちょうのところは接点がこの間の見学の時のみなので却下。っていうか、宮地くん怖い((((;゜Д゜)))
今挙げた人達以外との接点は皆無なので、無理だしね。
と、まあ
こんな感じで、ぼっちという。。。
あ、でも泊まる部屋はつっこちゃんと一緒なのが唯一の救いかな!!
それにしても、オリエンテーションキャンプの班もぼっちで、今ピアノの前でもぼっちって…
ああ、悲しい。
許可をちゃんと貰って音楽室に居るんだ。
そうだ、ピアノを弾こう。
気分が重いし、月光でいいか←
現実の世界で少しだけピアノをかじっていた私は鍵盤に指を滑らせる。
もの悲しい旋律は私の手にかかると少し歪になり、気分だけがどんどん暗くなっていった。
やっぱりまだまだ、拙い演奏だなどと自嘲気味になって途中で指を止めると扉がからからと音をたてた。
「もう、止めてしまうのですか?」
「え?………あ、青空くん?!ごごごごごめんっ!青空くん弾きたいよね!?今退くから!!」
「いえ。今日は通りがかっただけですから、お気になさらずに。そんなことよりも…田中さんピアノ弾けたんですね。」
「いや、うん…まあ、少しだけね?青空くんみたいな綺麗な旋律は奏でられないよ。」
「少しだなんてことはないと思います…気持ちがこもっていて田中さんの悲しい気持ちが伝わってきました。」
あー……それには深いわけが…
( ? )
(あのですね…かくかくしかじかありまして……)
―*―*―*―
颯斗くんが出てくると、文章が長くなるのは気のせいだと思いたいorz
そして、話の展開スピードが早すぎて萎える^P^
[ 22/58 ]
*Back ★ Next#