じゅう
つっこちゃん!!つっこちゃん!!つっこちゃん!!つっこちゃん!!(中略)つっこちゃん!!つっこちゃんに会える!!
「中に入らないのか?」
「は、入りますけど。」
ど、動悸がおさまらn
「なあんだぁ?そんな緊張しなくても平気だって!!ほらいくぞ!!」
「ひぃいい…」
弓道場はかなり綺麗で、思っていた以上に広かった。
すぱんすぱん矢が的に刺さる音が聞こえる。
うわあ…
つっこちゃんやぁあああっ!!
弓構えが綺麗だと梓くんに言われていたのもわかる気がするくらい姿勢がピンとしていて綺麗だ。
弓道に関して全然わからないけど、素人目に見てもつっこちゃんは上手いんだと心からそう思った。
「凄い!!」
「…?」
「つk…夜久さんですよね!俺の嫁に是非なっていただけませんか!?」
「え?…え!?」
「おい、貴様!どこの誰だか知らんが神聖な道場で何を言っている!!!!」
「お、田中じゃねぇか。なんだ?弓道部に入部すんのか?」
「あ?!しば…犬飼くん!!入部はしないけど助けてーへるぷみー!!」
「しば犬飼ってなんだよっ!!新種の犬かっっ!!お前なんか宮地にしばかれちまえ!!」
犬飼くんが行ってしまい、私はがくぶる。
後ろの方から頭を掴まれて、冷や汗だらぁあ…
し、死ぬ。
私の一生ここで終われり。
「あの、宮地くん。その子許してあげて。」
「ですがっ…」
「まあまあ、宮地くんいいじゃないか。折角見学に来てくれたんだ。でも、君もいきなりはちょっとね。」
「夜久さんに会えたのが感激過ぎて、めっちゃ調子に乗りましたすみませんっ!」
「ほら、この子もこういっていることだし、ね?」
誉さんマジ神!マジ天使!!
「部長が、そういうなら…」
どたばた道場
(あ、陽日先生空気や)
―*―*―*―
どたばたしすぎだと思う。
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