なな
さあ、待ちに待った昼休みだよ!
まあまず、神話科に行くよね!!←
昼飯は後だ後!!
チャイムと共に教室を出て二年神話科にダッシュで向かう。
私のことを知らない人がやはり多く、私が廊下を走っていると誰だ誰だという風に私を見てくる。
そんなのは全無視だ。
「はぁはぁ…やっとついた……」
息を整えながらドアに手をかけ、勢いよく開くと教室にいる人全員が私がいる方を見た。
これは流石に強く開けすぎちゃったかな☆
でも、おかげでお目当ての人は直ぐに気づいてくれたみたいだ。
「田中さん……ですよね?昨日ぶりです。」
「青空くんのお言葉に甘えて来ちゃった!」
「元気そうで何よりです。それより、なぜ男性ものの制服を着ていらっしゃr」
あんまり大事(おおごと)になってほしくないと思い、咄嗟に颯斗くんの口を両手で塞ぎ、慌てて言った。
「それには、深いわけがあるのですよ青空氏!!」
「…??(青空氏?)」
ああ、お肌すべすべやなぁ…では、なく。。。
クラスのみんなと同じような説明をしようとしたら、右肩がいきなり重くなると同時に颯斗くんの口を塞いでいた私の手が離れる。
何かと思って見ると、そこには三バカトリオの一号がいて私は少したじろいだ。
すっげぇ緑や…
「あーおーぞーら。なーに話してんだよ。それに誰だぁ?こいつ。見ねぇ顔だけど。」
「ああ、二年西洋占星術科に転入された田中さんですよ。今日の朝、教えたじゃないですか。」
「お前、女だって言t…へぶっ!!何すんだよ田中。」
「…〜っ!!(ああもう!犬飼めっ…!!)肩、重いです!」
肩が重いことが理由ではなかったが、おもいっきり顔面を張り手してしまった。
まあ、犬飼くんはさほど痛そうにしていなかったから大丈夫だろう。(((え
ああぁ…
全くの不覚…
颯斗くんのことしか考えてなかった…←オイ
犬飼くんだって神話科だったもんな…
「…とりあえずごめんよ。話したいことがあるんだけど、お昼ついでに屋上行きません?えーっと、芝生頭も。」
「芝生頭ってなんだよっ!?俺には犬飼隆文っつー名前がなぁ!…っおい!!聞けよっ!」
無視して屋上へ向かうが、一応犬飼くんも着いてきているようだ。
緑の衝撃
(本当に迂闊だった昼)
―*―*―*―
犬飼くん好きなのになぁ
口調がなぁ…
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