たったの三ヶ月





たったの三ヶ月だった。
それでこんなに惹かれるなんて思いもよらなかった。

はじめはそう。
月子ちゃんと話していた(口説いていた)時だったか………



────…



行きなり体を引き離され、何事かと思って見たら目の前の彼女よりも小さい、短髮の少年がすごい剣幕で怒鳴り付けてきた。




「っ名前ちゃん!?」


「月子に手ぇ出すな!もじゃキザ眼鏡!!」


「(……名前ちゃん?)へえ、何?キミ。」


「俺は月子の友達だ。なんか文句あっか?!」




最初の印象は、最悪。




「僕はお話していただけなんだけどなあ。」


「俺にはそんな風に見えなかった。とにかく離れろ気色悪ぃ!」


「……わかったよ。離れる。じゃあね、月子ちゃん。」




僕もイライラしてきて、でも大人げないと思ったから今日のところは離れた。

その後、調べたが
その時の少年は女だったらしい。訳ありなのだと、陽日先生が言っていた。

だから、あの時月子ちゃんは彼のことをちゃんづけしていたんだと、納得。
それと同時に至極興味が湧いた。

あの子を手玉にとってみたい。
僕の周りにいる女たちみたいに。

と、それからは月子ちゃんから名前ちゃんを落とすことに専念した。

これはゲーム。そう、ゲーム。
落とすのが難しい方が燃えるってもんでしょう?


残り、約三ヶ月。
楽しませてよね、名前ちゃん。



―*―*―*―


郁ちゃんが月子ちゃんをなんと言っていたか忘れた…orz
そして口調が難しい…



「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -