離したくない温もり


同棲パロ(勇気をだした結果の続きです)













「ん…ぅうん…。」






もぞもぞ







「起きたか?織姫」



「…ふぁぁ…はい…。って、えっ!!?ウ…ウルキオラ!!!」






起きたばかりで寝ぼけた瞳をしていた織姫だったが、隣にいるウルキオラに驚き、瞳を見開いた。





「ウ…ウルキオラどうして一緒に寝て…えっ!!?」




起きたばかりの寝ぼけた頭で、混乱する織姫。





「どうして…だと?
お前が昨日、俺と一緒に寝ると言い出し俺の部屋に来て、一緒に寝たんだろう。
まさか…忘れた訳ではないだろう」




「え?あ…そういえば……」





織姫は昨夜ウルキオラと一緒に寝る覚悟を決め、勇気をだしウルキオラの部屋に入って来たことを思い出した。





「あ…あのままわたし寝ちゃったんですね//」




思い出し顔を赤らめる織姫。





「まさか、お前が俺を抱きしめながら寝ているとはな。
…存外朝から驚いた」





「だ…だって!あれはウルキオラがわたしを抱きしめながらすぐ寝ちゃて、わたしも抱きしめたら眠れるのかなと思っ…」






そう言いながら、お互いまだ抱きしめあっていることに気づいた織姫は、恥ずかしくなりウルキオラから両手を離した。





…が。











「あの〜ウルキオラ?」




「何だ?」




ウルキオラは今だ織姫を抱きしめている。





「あ…朝ごはんの準備するから…離して欲しいんだけどな〜」




上目遣いでウルキオラを見上げる織姫。(織姫は無自覚)








「あぁ。そんな時間か。
だが、まだお前の温もりを離したくない。」







更にキツく抱きしめるウルキオラ。




「ふぇっ!!?」




更に密着した身体に織姫は驚く。





「昨日は、お前から初めて俺の部屋で寝ると来たんだ。さすがに、お前を襲うのはまずいと、これでも己を抑制して早く寝たんだ。
これぐらい…いいだろう」




「お…襲う!!?」






真っ赤になる織姫を余所に、抱きしめた状態で、ウルキオラは織姫の首筋を舐めあげた。





「ひゃっ!///」






「朝からそんな声を出すな。
止まらなくなる」






そう言いながら、ウルキオラの織姫を舐める舌は止まらない。



さすがに焦った織姫は…















「ふぁ…あ…。は…離して…くれないと、きょ…今日の夜からは、いっ…一緒に寝ませんよ!」





ピタッとウルキオラの動きが止まる。





「何…だとっ」






抱きしめていた両手を離し、織姫の両肩を掴んだ。




「だ…だって、毎朝こんな感じだったら…朝ご飯の準備出来ないです…もん///」
















「…わかった」






そう言うと、ウルキオラは掴んでいた手を離し身体も織姫から離した。


ウルキオラから解放され、ホッとした織姫は、ベッドの布団から出ようと両足を出し出るその時だった…








織姫の腕をウルキオラが掴んでいた。






「?ウルキオラ?」






織姫がウルキオラに振り返ろうとしたが、ウルキオラの顔を近くに感じて、織姫の動きが止まる。





そして、ウルキオラは織姫の耳に口を近づけた。





















「朝からお前を襲うのはこれから我慢…する。
しかし、今日の夜からは覚悟しておけ」







そう言い残すと、織姫の手首を離し、織姫よりも先にウルキオラは部屋を出た。















一人ウルキオラの部屋に取り残された織姫は、布団の上で、真っ赤な顔をしながら、固まって動けずにいた。
















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