アナタの足音
…カッ…カッ…カッ…
部屋の外…廊下の奥の遠くから規則正しい足音が、微かに聞こえてきた。
与えられた部屋のソファに横になりなが、織姫は廊下から聴こえる足音に瞳を閉じ、耳を傾ける。
何度も聴いてるからわかる。
この音は、ウルキオラさんの足音。
真っ直ぐにわたしの部屋に向かってきてる。
このタイミングで、ウルキオラさんがわたしの部屋にくるのは…
…朝御飯…かな?
そんなことを考えながら、織姫はソファに丸くなりながらウルキオラが来てくれる嬉しさで、頬を緩ませ微笑む。
カッ…
足音は、部屋の扉の前で止まり
ギィィイ…
部屋の扉を開ける音ともに、廊下の灯りが、暗い部屋に射し込み、明るい光が部屋を明るくする。
その瞬間に織姫は、ソファから上半身を上げ扉の前に立つウルキオラを笑顔で迎えた。
thanks:Smile! :-)