とある日の、朝の出来事
※同居&学生設定
「ん〜!今日もいい天気♪」
朝早く起きた織姫は、洗濯物のをベランダに干し、軽く両腕を伸ばし雲一つ見当たらない快晴な空を眺めた。
昨日で夏休みは終わり、今日から学校が始まる。
秋に変わったが相変わらず夏の暑さが無くならず、今日も温度は30度を越えて予報になっていた。
久しぶりに友達に会えることもあり織姫は、楽しみにしていた。
「さてと、ウルキオラさん起こさなくちゃ!」
パタパタ…
織姫は、一緒に住んでいるまだ眠るウルキオラを起こしに寝室に向かった。
「ウルキオラさん。朝ですよ!起きてください!」
ウルキオラに声を掛けながら織姫は寝室のカーテンを一気に開く。
「……む…」
急に明るくなった部屋に、寝室にいまだ眠っていたウルキオラが眩しそうに身体を動かした。身体を動かした事によりウルキオラに掛かる布団が僅かに動く。
「ウルキオラさん!今日もいい天気ですよ♪」
カーテンを開けた織姫がベッドに横になったままのウルキオラへ振り返る。
「……まだ早い」
ウルキオラは朝は弱いのか、布団の中からなかなか起きようとはしない。
「確かに、ちょっと早いかもしれませんけど、今日からまた学校が始まるんですよっ!夏休みのように起きていたら学校間に合わないですよ♪起きてください。」
布団から出ないウルキオラを起こそうと、ウルキオラの身体を揺らす織姫。
「……。」
「む〜。起きてくださいよウルキオラさ…ッきゃあ!!?」
ゆさゆさと布団の上からウルキオラの身体を揺らしていた織姫だったが、急に布団の中から伸びてきてきたウルキオラの手に気づいた時には腕を引かれ、体制を崩しそうになった。
織姫は、ウルキオラの上に倒れそうになり思わず、両手をウルキオラの頭の両側に置くことにより体制を止めることができた。
「なんだ…。朝から大胆だな女」
織姫を見上げるウルキオラ。
「…え?わ…わたしのせいじゃなくて、ウルキオラさんのせいじゃないですか!!?//」
慌ててウルキオラから離れようとする織姫だが、ウルキオラに手を離してくれず離れることができない。
「ウルキオラさん離してく「制服か…」
織姫の言葉を遮るウルキオラ。
「だ…だって今日から学校ですよ!」
「…。」
「…?」
「どうしまし…ひゃっ!!!?」
織姫の腕を押さえている手とは反対の手でウルキオラは、織姫の背中から腰、お尻の方へと手を移動させ触れていた。
「ちょ…ウルキオラさんっ!!///」
朝から慌てふためく織姫。
「…スカートが短いぞ。」
「へ…?」
「これでは、お前が屈むと後ろから見える」
「なっ!!?///」
驚きで、言葉を失う織姫。
「だから…「あ…朝からウルキオラさんのスケベー!!!!」」
織姫が、ウルキオラの頬を思いっきりひっぱ叩いた『パチンッ!!』ていう音が、爽やかな朝に響いた。
そんなある日の朝の出来事。
(よォ、ウルキオラ久し…その赤くなった頬どうしたんだお前?)
(……。)
あとがき[→#]