きみがいない禁断症状
ガチャ…
「ウルキオラさんお帰りなさい!」
部屋に入ってきたウルキオラを織姫は笑顔で出迎え、ウルキオラに向かい扉へ駆け寄った。
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『藍染様に長期の任務を任された。暫く虚夜宮にはいない。』
それを聞いた織姫は驚き、寂しいと思っていた。
だが、そんなことなどウルキオラには言えず、笑顔で
『わかりました。気をつけて行ってらっしゃい!』
…とウルキオラを見送った。
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そう言っていたウルキオラが、なんと3日で帰ってきた。
ウルキオラには怪我などは見当たらず、任務はそんなに大変なものでも、時間が掛かるものでは無かったのだと、安心した織姫。
ウルキオラのもとへ、たどり着いた織姫が、ウルキオラを見つめるが…
ウルキオラは一言も喋らず、若干俯いているようにみえた。
(早く任務が終わったみたいだけど…やっぱり、疲れてるのかな…?)
返事が返ってこないウルキオラに不安になりつつも織姫は立ったままでは、悪いなと織姫は思い
「ウルキオラさんどうぞソファに座っていてください。わたし、紅茶の準備してきますね。」
そう一言いい織姫は、ウルキオラに背を向け歩き出した。
「…まて」
「え?」
ウルキオラに呼び止められ、体をウルキオラに振り向かせようとした織姫だったが、それは無理だった。
急に後ろから、ウルキオラに抱きしめられ織姫の体が後ろに引かれる。
背中にはウルキオラの身体
腰にはウルキオラの両腕
左肩にウルキオラの頭が…
密着されたウルキオラの身体にドキドキし慌てる織姫。
「ウ…ウルキオラさんっ!!?」
「…疲れた。」
織姫は抱きしめながら、ウルキオラが小さく呟いた。
織姫にとって、初めて聞くウルキオラの疲れきったような声。
本当にウルキオラは疲れきっているのだと、感じた織姫は自分を抱きしめるウルキオラそっと静かに声を掛けた…。
「…本当に…お疲れ様です。
長期と言っていたので、早くウルキオラさんが帰って来てくれて…その…すごく嬉しいです。
ウルキオラさんいなくて…寂しかったので…きゃっ!!!?」
織姫が話す間に、ウルキオラの右手が腰から上に上がり、織姫の右胸服の上から掴み、左手は下がり服の上から太ももに触れている。
「えっ!??ちょ…ウ…ウルキオラさん!!!?」
ウルキオラの右手は更に上に上がり織姫の首もとのマントのチャックを下げる。
…パサ
マントは下へ落ちた
肩
腕
首胸元が露になる織姫。
「3日間…お前を感じられなかった。」
ビクッ
耳元で囁くように言われ、織姫の身体が反応する。
「ウル…キオラさん…落ち着いてください!!疲れているんですよね!先ずは、ソファに座って休んでくださ…ふぁッ」
露になった織姫の首筋にウルキオラの冷たい舌が下から上を舐める。
「…長期だったが、お前に会えず触れられないことに耐えられなかった。
だから…3日で終わらせた…
今日は、お前に会えなかった3日分お前を堪能してやる。」
すっかり抵抗する力がない織姫の身体を、ウルキオラは抱き抱えベッドに向かい歩き出した…。
(お前に会えなかった分お前の身体を堪能してやる)
thanks:確かに恋だった