いつもと違うきみだったから
「ウルキオラ!ウルキオラ見て♪」
そう言いながら、バタバタと音を出しながら俺の前まで織姫が走って来た。
「えへへ♪どうかな?」
走って来た織姫は、髪型がいつもとは…
「いつもは髪を縛らないんだけど、ゴムが丁度二個見つかってね!」
髪を左右に結んでいた。
「どうかな?ウルキオラ似合う??」
「…。」
普段と違う織姫の髪型。
「に…似合うなかな?」
その織姫の髪型は、例えるなら…
「織姫。来い」
「?」
何故呼ばれたのがわからないような不思議そうな顔をしながら、織姫は俺に近づいてきた。
近づいてきた織姫の腕を掴み俺に引き寄せ抱きしめた。
「ふぇっ!!?」
「髪型だが、テレビで見た兎の耳とやらに似ている」
「う…うさぎですか!?///」
「その髪型も悪くはないが…。だが、やはり俺はお前は髪を結ばないほうが好きだ」
「え?///」
抱きしめた織姫をそのまま押し倒した。
「えっ!!ちょっ…ウルキオラ?!!!」
「…やはり、お前の髪が広がっている方がいい」
織姫を髪に結んでいたゴムを俺は取り去った。
(お前の髪は結ばずそのままでいい。床に広がる鮮やかなお前の髪を見て思った)
Thanks:確かに恋だった