定位置は彼の膝の上










「ウ…ウルキオラ?」


「何だ?」


「あの、何でわたし此処に座っているんですか?」





織姫が今座っている場所。



それは、ウルキオラの膝の上。






ウルキオラの隣に座っていた織姫が、立ち上がった時だった。


ウルキオラに背を向けた瞬間に、背後から抱きしめられ驚き体勢を崩した織姫をそのままウルキオラは後ろに引き、膝の上に乗せた。





「ウルキオラ重いでしょ?離して!」


「重くなどない」


「でも離して!///」






背後から織姫を包み込むウルキオラの両腕は、苦しくなどは無いが、力が強く織姫の力では抜けだせない。


モゾモゾともがく織姫。





「俺の腕から逃げ出せると思っているのか? 織姫」



ビック!!!



ウルキオラが織姫の耳元に口を近づけ、囁き織姫の体が反応する。





「み…耳はやめてください///」


「…それは、無理だ。
織姫、お前の弱いのは耳だからな」





そう言いながら、ウルキオラは織姫の首を下から上に舐め上げた。




「ひゃッあ!!!?」



「あまり反応するな、止まらなくなるだろう」


「そ…そんなこと言われても…無理ですっ!!」


「…確かに…お前が反応しなくなったらつまらん」


「えっ!!?」







「たまには、この体勢もいいな。お前の表情が見えずとも反応で分かる」






「ちょっ…えっ!!?あ…まっ…待ってください!!!!」
















(わたしは背後よりも、貴方の顔が見たいです!!!)



thanks: 瞑目




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