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覆いかぶさってる俺の腹に脚を入れて、ぐいぐいと押す紘人。俺は意地でも彼の上から退かなかった。
むしろ紘人の足を抱え込んで固定した。靴下を脱がせて足の指をぱくりと甘噛みする。
「透!?」
「んー……」
ぺろぺろと裸足の指を舐める。野郎の足とか蒸れてて絶対無理だけど、紘人のは全然構わなかった。ていうか蒸れてるどころか少ししょっぱいくらい。
「やっ……やだ!いやだ!透、やめ……ッ」
紘人が珍しく激しく抵抗する。でもやめてやらない。
指の股とか舌先でちろちろするとビクッとして感じてるんだもん。
ちゅぱちゅぱとわざと音を立てて舐める。
土踏まずから指先まで舐め上げて、まるでフェラしてるみたいに愛撫した。
紘人に見せ付けるように舌を出してねっとりと刺激する。
やがて抵抗が弱くなって、されるがままになった。
とろんとしたところで、俺は紘人のベルトを緩め、スラックスを引き下げた。
「今日は色んなとこ舐めちゃおっか」
エロ声を出して言ってみれば、紘人は泣きそうになりながらいやいやと首を振った。
相当イヤみたい。やめないけどね。
紘人は有名ブランドのニットトランクスを愛用してるらしい。ゆったりした裾から伸びる足がすっごくセクシー。
紘人の股間は盛り上がっていて、イヤイヤ言いながらも感じてたんだなと知ってニヤリとした。
最初、チンコなんて見たら萎えるかなって正直不安だったけど、紘人に関しては全くの杞憂だった。むしろ硬くなったソコを見てすげー興奮した。
紘人が俺に押し倒されながら感じてるって目に見えてわかって、嬉しくてそしてもっと欲しくなった。
俺と同じものがついてる、なんて当初は思ってたけど、形も大きさも違うし同じものなんて思わなかった。
ただ、紘人のものだって思うと全部が愛おしかった。
俺はもったいつけてその場所には触れず、スラックスを引き抜いたらまず脛にキスをした。体毛薄いなあ。
ちゅ、ちゅ、と脛から太腿へとキスを移動する。そして内股をれろっと舐めた。
「んんっ……!」
内股は皮膚が薄いから余計感じるらしい。そのまま舌を足の付け根に滑らせてれろれろと舐めた後に強く吸う。
ここにもたくさんキスマをつける。だってこんなとこ、俺しかつけられないでしょ?
目の前に下着を押し上げる紘人のソレ。でもまだ触らない。とにかく内股と足の付け根をべちゃべちゃに舐める。
紘人が切なげに喘ぎながら震えた。
「……どーしてほしい?」
「も、や……透……」
「やなの?やめる?」
意地悪くそう言うと、紘人が顔を歪めた。
してほしいなら言って。俺におねだりして。
促すように下着の隙間から際どい部分を人差し指で撫でると、紘人の背がのけぞった。
「あっ」
指先でくるくるとタマの近くをくすぐる。紘人の顔は痛々しいほど真っ赤だ。
「さ……」
「ん?」
「さ、触って……ほしい……」
俺はニヤッと笑って下着をずり下げた。
「やだよ。今日は舐めるって言ったでしょ?」
「え?あっ……!」
ビン、と飛び出た紘人のチンコを手で固定して、俺は先端をちろちろと舐めた。
もうかなり興奮していたのか、鈴口からとろりとカウパーが漏れた。うーん、苦しょっぱい。
「や、やだ、それはいやだっ、透!」
「らめー」
先端を舐めながら言うと、紘人が体を折り曲げて俺の頭をどけようとした。
どけられる前に俺は口内に唾を溜めて一気に咥えた。
「ふあっ!」
えっ、なに今の声!?すげーエロくなかった!?てかふあって聞こえた、ふあって。
その声をもっと聞きたくてじゅぽじゅぽと紘人のチンコを咥えた。
歯があたると痛いから、そうしないように、裏筋を刺激して、時々タマを舐って――。
とかやってるうちに紘人の声が大きくなって、竿を扱きながら喉奥まで咥えこんだ瞬間、紘人あっという間にイっちゃいました。早くね?
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