17


「紘人……いいよ、それくらいで、ありがと」

ちゅぽ、と俺のチンコから口を離して欲に濡れたような顔を向けてくる紘人。それはエッチのときにしか見せない色っぽい顔だ。

「ね、手でして……」

起き上がって紘人の手を俺のソコに添えると従順に握りこんできた。

「もっと強く握って?」
「こう、か……?」
「そう……自分でするみたいに、扱いて」

優しくエロっぽく囁いてみれば、紘人は耳まで真っ赤に染まる。でも頷いてさっきより力をこめて擦り上げた。

「んっ……そんな、感じ……」

唾液で濡れたチンコはいい感じにぬるぬると滑りが良く、俺も次第に息が上がってきた。
裏筋の窪みだとかくびれの辺だとかをうまく刺激してくれる。

「すげ……気持ちいいよ、紘人……」

紘人を上向かせてキスを落とすと少し強く握られた。
そのままついばむようにキスを何度もして甘く柔らかな唇を吸う。
くちゅくちゅという音が部屋に淫靡に響く。手の動きが速くなって、だんだん追い上げられた。

「ん……紘人、そのまま……あ、イキそ……っ」
「透……」

キスを繰り返しながら扱かれる。どっちも気持ちよくてうっとりとした。

「……あ、出そう、紘人、出していい……?」
「ん……」

粘った音が速くなる。
俺もはぁはぁと荒く息を吐きながら手の動きに合わせて腰を揺らした。声も腰の動きも止まらなくなる。
そして俺は、紘人の手の中で思いっきり射精した。

ちょっと溜まってたせいか精液の白色が濃く、量も多い。
全部出し切ると、浅く呼吸しながらまたベッドに沈んだ。
あー……すげー良かった。やべ、もう寝そう。
くっつきそうになる瞼を必死に開いて起き上がると、紘人がティッシュで俺の出したものを、手とチンコ両方丁寧に拭いていた。

目が合うと、年上の恋人は照れたような笑みを浮かべた。
そんな姿に胸がキュンとして、俺は華奢な肩に腕を回してまたキスをした。

「紘人……すげ、良かった……」
「透……」
「……でももう限界。ほんとごめん。明日は紘人のことも気持ちよくさせたげるから……寝ていい……?」
「ぼ、僕のことはいいから、寝てくれ」

そう言って紘人が俺の体をベッドに押し付けてくる。
ついでにスウェットと下着も引き上げられて、いよいよ俺は寝る体勢になった。
目を閉じると、洗面所から流水音が聞こえ、そしてしばらくして俺の隣に紘人がくっついてきた。
紘人の体をゆるく抱きしめながら、今度こそ深い眠りに落ちた。


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