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顔を真っ赤に染めて痛みや快感に耐えているエリオットの姿を見下ろしたジンイェンは、下半身に更に熱が集中したのを感じた。

「……俺ダメ、もーマジで限界です」
「え、あ……?ひっ!」

急にずんと突き上げられて、エリオットはか細い悲鳴を上げた。
制止することも出来ずそのまま揺さぶられる。硬く熱い塊が出入りするたび、痛みとそれだけではないものも感じていた。

「あっあっあっ、ジン、あっ、だ、めっ」
「すげーいい、気持ちぃよ……もっとしていい?」
「やっ、だ、ゆっくり、して、あっ!」

奥を抉るように突かれ、エリオットはあられもない声を上げた。そうなるともう声を抑えることもできなくなり揺さぶられながら啼いた。
ジンイェンも余裕なくがつがつとアナルを犯し、エリオットの萎えた性器にも手を伸ばした。
ペニスを擦り上げられ、内壁の前立腺も同時に責め立てられてエリオットはその快感と痛みがせめぎ合っているのを感じた。
ぎしぎしと狭いベッドが激しく軋み、エリオットの甘い嬌声も大きくなる。

「あー……あっ、ジン、僕、もうっ……」

そう言ったエリオットの勃ちあがったものから生暖かい精液が勢い良く放たれ、薄い腹とジンイェンの手を汚した。

「……イっちゃったね?俺と離れてる間、全然してなかったの?濃いし、多いよ」
「うっ……」

動きを止めたジンイェンがからかうように言う。しかしすぐに愛おしげにこめかみにキスを落とされ、エリオットは毒気を抜かれた。
ジンイェンは一旦ペニスを引き抜いてエリオットをうつぶせにさせた。尻を抱え上げてひくひくと誘う真っ赤な後孔に再び突き刺す。

「っ……っ、ひっあ!」
「あーヤバ……こっちからもいいね……エロすぎ」

後ろから突き上げられエリオットはシーツに縋りついた。
射精をしたおかげか少し体の力が抜けて、ジンイェンの注挿がさらに激しくなった。肌がぶつかり合う音が響き羞恥と淫らな歓喜が綯い交ぜになる。
激しく突きながらジンイェンが息荒くエリオットの白い背中に何度もキスをする。
射精したばかりだというのにエリオットのペニスも再び頭をもたげている。心を分け合った相手と繋がる悦びにエリオットは身も世もなく喘いだ。
しかし何度もアナルを出入りしていた動きが、急に小刻みになった。

「あ、も、イきそ……中でいい?エリオット」
「ちょ、待て、あ、中って……」
「ごめん、イく、イくよ……んっ」

ず、ず、と強めに抉られたと思った瞬間、ぬるりとしたものが広がる感覚がした。
精液を中に注ぎこまれたとわかってエリオットは脱力してベッドに沈み込んだ。
ジンイェンは全て中に吐き出すと、ペニスを引きずり出して背中からエリオットを抱きこんだ。
押し込まれていた熱が抜けるとアナルからどろりと濃厚な精液が漏れ出す。その感覚にエリオットは居心地悪く体を震わせた。

「すげー好きだよ、エリオット……好きすぎてマジで死にそう……」
「ジ、ジン、中に、出し……」
「ごめんね我慢できなかった」

まるで悪びれていない顔で、ちゅ、ちゅ、と愛情を込めたキスをするジンイェンに、エリオットも思わず絆された。

「……ね、もう一回しよ?」

耳元で囁かれて、エリオットは返答の代わりに甘く優しいキスを薄い唇に返した。




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