おお振り ストロベリーヒーロー | ナノ


01西浦高校入学

「サッカー部マネージャーかわいいよ!」
「バスケに興味ない!?」
「卓球!!」「ハンド!!」

勧誘の声が煩いくらい響く。
わた…俺は男装して西浦高校に通うことになった。
目的はただ一つ、野球をする為だ。
「女だってばれないかなぁ〜。」
私はため息を溢し、グラウンドへ足を運んだ。
女の人に引っ張られ人がてグラウンドへ入って行く姿が見えた。

女の人が男の子に色々聞いてるらしい。
母が"今年から硬式"になったと言う事は皆、1年なんだろう。

「オレ田島!サードで4番だった!!」
そばかすの短髪の奴が言った。
田島…田島…!!荒・シーの田島悠一郎じゃん!!何でこんなとこに居るんだ!?
って言うかあの女監督ただもんじゃない…!!

「オレも4番だったけどぉ入んのやめます」
禿げの男がいきなり言い出した。
百枝って人は理由を聞いた。
まぁー実にくだらない理由だ。
監督が女だからどうのこうの挙げ句の果てに野球がどうでもい発言…あの禿げ許さん!!
俺はそう思うとグラウンドに入って禿げに喧嘩を売った。
「なーんだ、ガッカリ…。」
「あぁ!?」
「ガッカリだよ!!野球をどうでもいいとか言ってる奴がグラウンドの土を踏んでるのがな!!」
「なんだと!!!」
花井は胸ぐらを掴んだ。
「まっ1年だけだから下心あって来たんだろ?」
「…っ!!!」
「野球なめんな!!」



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