「…実は女で男装してる理由は野球が好きだらか!女子はつまらんからでどうせなら野球部新設校が面白そうだと思って!」
「…そ、そっか…。」
花井苦笑いしてるぞー!!!
「とりあえずこのままだったら風邪引くから雨宿り出来るとこ探すぞ!!」
花井に手を引かれた。
「ここなら大丈夫か…」
小さな洞穴で雨宿りすることになった。
「寒くねェか?」
「大…丈夫…です」
花井は羽織っていたジャージを脱ぎ始める。
「コレ使…。」
「あ、うん…ありがとう…ございます」
「なんで敬語!?」
「イヤ…なんとなく?」
「なんだよそれ…。
「ぷっ!!」
なぜか吹いてしまった。
「なに笑ってんだよ!?」
「花井って意外と紳士だな…っっあははっ!!」
「っっっ!!(ヤバい!!可愛い!!!てかオレすっげェ心臓バクバクしてる!!)」
「おっ雨止んだ…」
「…」
「あーえっと非常に申し訳ないんだがオレが女だってこと秘密な…?」
「お、おっす!!」
因みにモモカンとシガポと千代は知ってることを伝えた。
「(野球部ではオレしか知れない…2人だけの秘密!!!)」
何故だか知らないけどすげェ嬉しい!!
でもこれからコイツをオレが守ンなきゃ…!!
「おい、花井こっちから行けそうだぞ!」
「おー!」
これが恋の始まり。
宿舎に戻った二人はモモカンから自力金剛輪を食らわされ大変厳しいお灸をすえられたのであった。
続く
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