おお振り ストロベリーヒーロー | ナノ



ヤバッ手が限界だ雨降ってきたし…。
雨宿りする場所もないし。んー非常に困った。
寒くなってきたし。


「…!…惟世−!!」
あれ?誰か呼んでる?


「惟世!!!どこだー!!!」
この声…花井じゃん。



「おーい!オレここだよー!!」
「大丈夫か!?」
「うん。大丈夫!危ないから誰か呼んできてー!」
「わかった!!うわっ!?」
花井が落ちてきたし…。


「なにやってんだよ…」
「すまんっっ!!!」
「落ちたオレも人のこと言えねェけどよ…助けに来てくれてアンガト…」 
小さい声でお礼を言った。
「…っっ!!!イヤ別に!!仲間だしっ!!!」
「怪我してねーか?」
「お、おう!」
「そっかよかった…。」
「(コイツなんかおかしい…つーか雨でずぶ濡れじゃん…あれ?なんか胸が…ある?気のせいか…疲れてんだなオレ…つーか欲求不満!?でも…)…」
「なンだよこっち見て?」
「イヤ、その…むっむ…ね…が…ある?」
やばっ!!?バレた!!!?

「……。」
「……。」
やばい…花井が混乱してるっ…!!
「あの…すみません…えっと…。」
「イヤっ別に…ほら…ねー…。」
「実は…女…なんで、すけど…。」
「で、ですよねー?」
「別に…騙すつもりじゃなっかったンだけど…。ごめんなさい…。」
「…(え!?えええええええ!?エー!?…まぁでもコイツの野球センスは本物だよな。)」
「もーバレたからには全部話す!」


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