おお振り ストロベリーヒーロー | ナノ



「アイツら元気だな…。」
たまに枕が飛んでくるからあぶねぇーな…

「どうした?元気ないな?」
「だっダイジョウブ…だよ」
「そういえば寝不足だって言ってたな…無理すんなよ…」
「う、うん…」
「少しずつでいいよ…」
「えっ?」
「ゆっくりでいいからさ、オレはお前以上の凄いピッチャーなんていねーよ!!」
「…オレより…惟世君の方が…す、凄い…」
「わかってないな。オレは投球指導受けてるから当たり前だ!三橋は投球指導受けねぇのにあそこまで投げてんだぞ!お前はすげぇ投手だよ」
「…(う、嬉しいけど…自惚れちゃ…ダメ…だ、惟世君はオレに…気使ってる、だけだ…)俺がマウンド譲…らなかったから俺のせいで負けた…」
「ま、お前がすげぇってことオレが証明してやるよ」
「で、でも…」
「お前勝ちたくないのかよ?」
「か、勝ち…たい…でも…オレがマウンド降りない限り皆…負ける…」
「じゃあ勝とうぜ!てか勝つ!!」
「(なんだろう…惟世君が居ると…勝てる気がする…)…う、うおう!!」
「(クスッ)おう!さてオレも運動してくっかな…」
「/////」
オレは枕投げに参戦したシガポは三橋の所で話していた。
枕投げはかなりデットヒートしていたがオレは事実上ただ枕をかわしているだけだけど。
「ちょこまか避けんななよ!!」
「うっせ!避けねぇーとあたんじゃん!」
「うおりゃっ!!」
「あ、ぶねっ!!」
「スキあり!!」
田島が抱き着いてきた。

「おい!話せよ!!」
「お前…柔けぇ〜なっ!!」
「田島キモい…」
「おい!田島なにしてんだよ!!」
「花井も抱き着いてみろっよーとっ」


田島が花井を押した。
「いてぇ…おいなにすんだよ!!」

「いてて…つーか花井…重てぇーよ…。」
花井が惟世に多い被さっていた。

「@☆£%#&※◎!?」
「日本語でおk」
「すっすすすすすすまーんっっ!!」
「別にいいよ。悪いのは田島だし。とりあえずさっさと退けろ…男同士が気色わりーよ…。」
「…そそうだな…。」
「もういいから寝ようぜ!!俺寝る!おやすみー」
「俺も寝るか

苺が寝る宣言した途端皆布団へと入った。

「んじゃ電気消すっぞ〜!!おやすみ〜!」
こうして合宿一日目は終了。
ただ一人を残して皆は夢の中へ入っていた。

続く



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