「「「「うまかったぁ〜」」」」
「お前ひょろっこい癖によく食ったな!!!」
「うっせひょろっこいはよけいだ!!」
「つーかよ志賀って数学教師だよなァなんなのあの妙な知識お前アレ信じてる?」
「え」
「シガポはねー学校とか講習会行ってイロイロ勉強したっつってたよ」
「栄口なんで知ってんの?」
「何?」
「オレ春休み中来てたからそん時聞いたのは確か……シガポがモモカンに監督頼んで2人で野球部復活させたつかゆー話だったよーな…」
「ナゾと言えば百枝もナゾだよな」「なになに?」
「モモカンてバイト代野球部につぎ込んでるらしいよ」
「うおっいい人だ!!」
「イヤありがてえけど若い女のとる行動としちゃちょっと異様だろ…志賀と百枝って付き合ってんのかな…?」
「ところでさこの部屋に全員寝んの狭くね?」
「なぁなぁ惟世一緒に寝ようぜ!」
「やだ。田島ぜってー寝ぞうわりぃだろ…。」
寝ぞうが悪くなさそうな奴を探した。
候補は泉・栄口・花井・沖・西広まぁ花井は田島のお目付け役だろうな…ここは田島と対等にしてる泉と…あと…栄口だな…
「泉と栄口よろしく…」
「「いいぜ/よ」」
「つーかよ」
勢いよくドアが開く
「さー寝よ寝よ!寝る時は前後関係なく今日良かったこと思い出しながら寝てね!ドーパミンを働かせながら寝ることでより効果的な疲労回復が…」
「センセーフトン人数分敷くスペースありません!」
「…君達にはまだわからないだろうけど男女の間は寝てみて初めて深くなるんだよね。毎日なるべく違う相手と一晩ずつ同じフトンで……」
「ふざけんなーっ!よけいやんなったーっっ!!!」
こうして枕投げが始まった…
オレはそのやり取りを三橋の隣で見ていた。
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