おお振り ストロベリーヒーロー | ナノ



「2つ目は過去現在だ。練習でも試合でも目の前のですコトにビッっと集中してる時活躍しているホルモンがコルチコトロピンだ!!」

「そして3つ目は過去に集中してる時活躍しているホルモン。今日もよくがんばった!って充実感!勝ち試合のです後の満足感!こいつらのおかげで明日のやる気が生み出される!そんな幸せかみしめてる時活躍しているのがドーパミンだ!!」
「あ、それ知ってる」
「…そーなんスか」
「……それで?」

「こいつらが活躍してれば問題ないが実際はどうよ?負け試合の次の日はグラウンド行くのがイヤじゃないか?やらなきゃならないメニューよりやりたいメニューを優先してないか?努力は才能にかなわないって自分に絶望したことはないか?」
「そりゃそんな日もあるよ!!人間だもの…だからなんだよ!!」

「練習は量より質だ。質を上げるためには一人一人の意識が重要なんですのはわかるよねやれる!と思えること!やる!と集中すること!やってよかった!と満足すること!これは案外難しいよ。そうしろと言われたからってできるもんじゃない。――ただし、あるモノに関しては3つともすごく簡単にできるんだ。それが食事だよ。食事の前!オレはコレをおいしく食べられるーって期待する!食事中!うまいっと思っている間は食事に集中してる!食べ終わって!あーうまかった!と満足感を味わう!これでチロトロピン・コルチロトロピン・ドーパミン全部活躍したよ」

「山菜摘みもつまみ食い禁止も食事に集中するための工夫なんだ!筋肉と同じく脳神経も鍛えられる!毎日三度のメシの時こいつらを意識的に活躍をさせることで君らの脳は3つのホルモンが普段から活発に働く脳になる」

「……つーと、えー……集中力が増したり……?」
「そお!」
「コ、コ…」
「甲子園行こうぜ!マジで!!行けるよ行ける!!」
「みたいなノーテンキなキャラにオレもあると!?」
「そのとおり!反射は1週間で作れる。反射ってのは"梅干しみるとダ液"ってアレね。この合宿で君らの脳にメシ見るとホルモンが活発になるよう反射を作るよ!」
シガポの合図でオレたちが作ったメシの前に座る。
「うまそう!」
「「「「「う…うまそう…!」」」」」
「うまそう!!」
「「「「「「うまそうっ」」」」」」
「うまそう!!!」「「「「「「うまそうっっ」」」」」」
「いただきます!」
「「「「いただきますっ」」」」
モモカンの合図で皆一斉に食べ出した。
みんな勢いよく食べはじめた。

「はい、これ栄口が愛情注いだフキ…
「…惟世って意外とねちっこいんだな」
「なんか言ったか?」
「…なんでもない…」
「ほーふぁ?(そーか?)」
みんなあっという間にご飯をたいらげた。


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