おお振り ストロベリーヒーロー | ナノ



昼休みになり昼飯の飲み物を買いに行こうと席を立ち上がった


「惟世どこ行くんだよ!!」
「便所。ついでに自販行ってくる。」
「ついでに俺のも頼む!!」
「へぇーい。」

「おっ惟世じゃん!」
「よっ栄口。」
「どこ行くの?」
「便所。」
「べ、便所…(惟世ってまじまじ見ると女にしか見えないな…)」
「?」
栄口は俺の事をじーっと見てるのに気づいた。
「っ!?!え、いや…その…っ(うわぁ俺なに見つめてたんだ!?恥ずッ!あれ?今度は惟世に見られてる!?)な、なに!?」
「ああすまん。栄口って癒し系だなと思って。」
「(えっ!?っておいっ!!俺何男にときめちゃってんの!?)あははっ!!ありがとう」
「ん?んじゃ俺行くわ。」
「あ、ああ!!じゃ練習でな!!」
「おう。」
苺は栄口と別れた。

トイレ行ったしあとは自販だけか…
苺は自販へと向かった。

「おぉ惟世!!」
「よっ花井。」
花井と出会った。

花「どこ行くんだ?」
「今自販行ってくる。」
「俺も丁度行くとこなんだよ!一緒に行くべ!」
「おう。」

「……。」
「……。」
「(会話全くねー!!俺こいつに嫌われてる!?入学当初は喧嘩したしな…。)」
「……。」
「あ、あのさ!」
「何?」
「(そっけなッ!!)あぁ、いや、…ジュースなに買うの!?」
「まだ決まってないね。花井は?」
「俺もまだ決まってねーわ。」
「どうせ阿部とか水谷にパシられてるんだろ?」
「まぁな…。」
「優しいね。」
「は!?」
「花井って優しいよね。』
「え!?(なんか…こいつ!!女っぽい…。)」
「花井はなんでも話やすいよな。」
「…なんか悩みでもあんのか?」
「…別にねーよ。ただ三橋の実力を三星に見せつけてやる…!」
「……。」
「オレさ、中学ん時三橋に会ったことあるんだ。今より酷かったぜ…あの性格…。」
「(会ったことある…?)なんで会ったんだ?」
「たまたま見に行った試合で三星が試合しててさ、どんな弱小だって思ったけど花井も見ただろ?あの"真っ直ぐ"。アイツに問い詰めてやろう!って思ったんだが丁度虐められててよ…。あの試合に負けたのは三橋のせいじゃないあのチームのせいだ!俺は三橋を潰したあのチームを許さない…。」
「……。」
「だから…三橋を守って三星をフルボッコしてやる!なっ花井!」
「!!(惟世ホンキだ…。)」
「ジュースなににしょうかな…。チューチューグレープ美味そうだな。」
「なんか意外だな…。」
「何が?」
「いや、なんでもねーよ!」
「さっさと買わないと阿部が切れるぞー。」
「そうだった!」
花井は急いで飲み物を買って教室に戻った。

今日は色んな奴に会ったな…。
にしても花井って可哀想だな…パシられるって…。


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