「明日から2週間は受験でなまった体たたき直すとしてGWは合宿します。その仕上げに・・・・・三星学園と試合しましょう!!」
百枝は三橋に追い討ちをかけるように言った。
三橋はさっきよりもビビッて
「イイィ・・・イヤダアッ」
と発狂していた。
百枝は構わず三橋のケツにバットをお見舞いしていた。
「その弱気どうにかしなきゃマウンド登らせないからね!!」
「こいつのウジウジが直るわけねーだろ!(ケツバット・・・・)ピッチャーやめろっつーのと同じだぜ!」
「(ほんとにぶったあ・・・)」
「三橋・・・大丈夫だよ。またなんかされたらオレが絶対守るから。オレだけじゃいこいつ等だっている。もうオレ達は仲間(チーム)だしな・・・・。また弱気なこと言ったらオレがマウンドを奪う!」
「・・・(オレ…この人 に・・会った事、ある・・思い出 ない、けど・・・)うん・・・・ !!」
百枝はまた甘夏を手にした。
「スゥ・・・ひゅおっ」
ぶっしゅあと効果音で皆の顔に果汁が飛びちってる。
百枝の愛犬アイちゃんが百枝のもとに来て果汁を飲んでいる。
「わたしは本気!エースになりたいなら性格くらい変えてみせてよ!」
「うん。ここ面白そうだしオレも入る!改めましてオレは惟世苺
ポジションはキャッチャー以外ならどこでも控え投手で左投げ両打ちよろしく。」
百枝監督は俺の顔をじーっと見ていた。
この監督は絶対俺の正体に気が付いてるな・・こりゃ・・・・。
百「では解散!!あっ惟世君は私とちょっとお話しましょう!」
やっぱりきたか…。
「
あの・・・話って?」
「大体は見当付いてるでしょ。」
「はぁ・・・まぁ・・付いてます・・・・・。」
「単刀直入に言わせてもらうわ。」
「ハイ…」
「惟世君いえ・・惟世ちゃん。貴女女でしょ!」
「そうです。辞めろって言いたいんでしょ・・・。」
「イヤ、貴女の実力は分かるよ。この中で貴女が一番上手いし・・・」
「"俺"一度も自分の事上手いなんて思ったことないッス」
「(うわ〜!大物は言う事が違うわ!)そうね!ここで野球しても良いわよ。」
「ホントッスか!?」
「ただし条件があるわ!」
「条件・・・?」
「ええ、まずここへ来た理由と何故男じゃないと駄目か、あとは貴女の正体をばれない事!」
「まずここへ来た理由は新設だからと親の母校で・・・。」
「新設校だからってどうゆう意味?」
「意味は興味半分どんな奴等が来るか・・ね。あとは強豪に行ったら"そこまで"になったしまうからです。」
「("そこまで"?)どう言う事?」
「強豪だったら決められた・当たり前の勝利になりそうです。やっぱり上を目指すなら這い上がりたいですし勝喜びを忘れたくない・・・最後の野球は野球やって良かったって思う最後にするって決めたんです!」
「(あの子達より男!!!やっぱりあの子はうちに必要だわ!!)」
「あとは男じゃなきゃいけない理由は特にないんですが、女だったら本気で出来ないんですよ。いまいち物足りない感がありましてどうせ野球をするならやっぱスリリングを楽しみたいです。」
「なるほど・・・分かったわ!貴女の入部を認めます。ちなみに志賀先生には伝えときます。あと阿部君には気を付けて!あの子鋭いと思うから♪私から言う事はそれだけ。」
「はい!!宜しくお願いします!!」
続く
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