おお振り ストロベリーヒーロー | ナノ



アウトハイにボールが真っ直ぐ投げられた。
花井は構わずバットを思いっきり振ってる。
ワンストライク多分次は緩急を付けて来るだろう。

アウトローにカーブ花井はなんとかためて打った。
ショートゴロでワンナウト一打席目は終了


二打席目三橋は真ん中に真っ直ぐを投げ花井は空振り
ワンストライク花井は集中し始めた。

次は阿部は様子を見てくると思う。

インハイにはすした。
花井は見送っただが、微かにバットは動いた。

真ん中ぐからシュート次はセカウンドゴロツーアウト残り一打席
内野から「ナイピ」とか励ましの声があった。


次は真ん中高目真っ直ぐ
花井は空振スリーアウトになった。

「ちょっと待った!なあ!今の何!?」
花井は三橋に向かって言った。
三橋はかなりビビッてる。
花井の言葉に皆から野次が飛んで来た。


「あれは三橋の"まっすぐ"だよ」
「受けたヤツまで言うか!ありゃストレートじゃねえだろ!?」
「ストレートじゃないよ。つうか多分本人もわかってないと思うけど三橋の持ち球にストレートはないんだ。」
阿部の言葉に皆驚いていた。
阿部がストレートの説明していると志賀がラケットを栄口に渡した。

志賀はテニスのサーブの説明をして三橋のストレートを憶測で解析していた。
三橋は投球指導を受けていないから本当のストレートが投げられないと阿部は説明していた。
そしてストレートが浮くのがわかるのは花井が良い打者の証拠とまで言っていた。

「お前の"まっすぐ"は武器になるよ。」


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