おお振り ストロベリーヒーロー | ナノ



花井と言い争いをしていたら金属音が鳴り渡った。
おとの鳴っている方向を見たら監督がバットとボールを器用に使っていた。
「キャッチ行くよ!」
百枝はバットを構え垂直にキャッチャーフライを上げ阿部が捕った。

「そーだッジュースがあるんだッせっかくだから飲んでって!」
と言い徐に袋から甘夏を取り出した。
花井は「へ?」っと不思議がってた。
百枝は気合いを入れ甘夏を潰した。
百「ん……んんぐああッッ」[ブシューッ]っと果汁が吹き出した。
果汁ををコップに注いで花井にコップを渡した。
花井は半ベソでコップを受け取り泣きながら飲んだ。
「みんなも飲も?」と言っていたが皆は「丸のままッッ丸のままいただきますッッ」と全否定した。

阿部が三橋と喋っていた。
俯いた三橋は呟いた。
「…オレも…や…やめてとき…ます」
下を向いてたら三橋は泣き出した。阿部が「泣かすようなこと言った?」って言ったら泉が首を振っていた。
しだいにベソベソし始めた。
阿部が「どこ中?」と聞かれて三橋は戸惑い「…三星…」と呟いた。さすがに埼玉だ知ってる奴が居ないでも俺はその単語に聞き覚えがある。
「それって…群馬の三星学園か?」
三橋は暫く固まって頷いた。
やっぱり群馬と言うのは珍しいのか?三橋は囲まれかなり戸惑っていた。
うっぜえなあもおっっ」と突然大きな声がし三橋がビックリしていた。
どうやら花井が復活したようだしかも何故か怒っていた。

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テーマ「人外ファンタジー」
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