「おい。惟世」
「なんだよ。花井。」
「いっ一緒にやろうぜ!」
「わりィパス。オレちよと組む。」
「あーあははは。そーか…(実際かなりショック…)。」
「?あ、ちよーオレと組んでよ。」
花井が少しイヤ、大分おかしいぞ…。
まぁいいやと思い千代を呼ぶ。
「あ、うん!いいよー!」
千代は快く引き受けてくれた。
「わりィな。忙しいのに。」
「うんん。全然だよ!それよりいいの?」
千代はニッコリ笑ってくれたホントいい子だな…。
「なにが?」
「花井君誘ってくれたのに。」
「あー別にいいしょ。」
「なんで断ったの?」
「んー?なんとなく…。つーかアイツオレに気ィ使い過ぎ。うっぜぇよ。」
「あははっ…(苺ちゃんケッコー鈍い…。)」
千代は苦笑していた。
「よーしっ行くよ?」
「おー。」
「よーいスタート」
「1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25」
「…惟世君凄い…!」
「何秒?」
「7秒7!!」
「そんな早かったっけ!?」
「うん!早かったよ!!」
モモカンが手で合図した。
「よーしそこまで!!じゃタイム早かった人から打順選んでね!皆野球知らないわけじゃないんだからね!その打順の役割を考えた上で選ぶのよ!」
「「「はいっ」」」
「それじゃいくよ!1位惟世君!」
「はい。んー余ったとこでいいです。」
「2位田島君」
「オレ4番ー!!」
「3位花井君」
「じゃ…ご…5番で」
「4位巣山君」
「えーと6番にします」
「5位栄口君」
「どーしょどーしょ」
「いートコから埋めてけ!」
「えっじゃ1番入ります。」
「6位泉君」
「7番にしょっと」
「7位沖君」
「うー3番はちょっとな…2番で」
「8位阿部君」
「なんで3にいかねんだ…3番!」
「9位水谷君」
「ならオレ8番だ。」
「じゃオレ9番だな。」
「(苺君が9番…もっと上位に入って欲しかったけど…これはこれで面白そうね!)」
いよいよ明日初陣…か。楽しみだ…。
続く
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