Love song of stars | ナノ


▽ 


あの日から美少年が常連になった。
色々アドバイスをくれるのは正直嬉しいけど毒舌過ぎてムカつく!

「低い曲じゃなくて高い曲歌ったら?聞いてみたいんだけど」
「うっさいな!いいじゃん低い曲で私にはあってんの」
「君って本当素直じゃないね。可愛くない」
「・・・っ!本当あんたは最低だよ」
人が気にしてる事をづけづけと踏みにじってこんな自分が嫌にの十分承知だ。
今にも泣きそうな顔で俯く。
「あれ?泣いてるのなんで」
「帰る」
「あっそう」
ギターをしまい帰る仕度をする。

夜中なのに賑わう街並み眩しい過ぎるネオン街正直結構怖がりながら帰っていた。
「・・・」
「・・・」
「なんで付いてくるのストーカーですか?」
「君バカ?もしかして8bitなの?な訳ないでしょ」
「意味分かんないいし8bitとかパソコンじゃないんだから普通そこはIQって言うでしょそれに付いて来ないでよ!」
「はぁー送るよ家まで」
「はぁ!?頼んでないし!」
「君って本当素直じゃない」
「知ってるもんっ自分が1番・・・あんたに言われたく無い」
美少年を睨むとキョトンとした顔何こいつ調子狂う
「危ないでしょこんな街1人で歩くの」
「し、心配してくれんの?」
「な訳ないでしょ」
「ぷっあはは!君だって素直じゃないじゃん」
美少年の言葉は私に充分届いた。
嬉しい過ぎて涙が出そうこうそう言えばやって初対面で打ち解けられるのも君だけだったな。ありがとうじゃ足りない感謝してるよ
送ってくれる間に色々2人で話した。
美少年の名前と年同い年って事に結構びっくりと言うか無口過ぎて少し気まずい。

「えっと…美風君?もうここでいいよ。すぐそこだし」
自分の住んでいるマンションを指さす。
「君みたいな奴は部屋まで送り届けないと危なっかしいよ。なにかあって僕のせいにされても困るし」
コイツどんだけ嫌なやつなんだよ…。
「大丈夫ですー心配されなくても私なんかを襲う物好きなんて居ませんからー!」
「はぁ、君さぁもっと自覚したら?詩歌は女の子だよ」
…はぁ!?女の子扱いされてる…?一番嫌いだ女だとか男だとか関係ない。
本当は嬉しいでも口が勝手に開いて皮肉を言ってしまう。ああ、今度こそ嫌われる…折角出来た友達なのに……。

「バカじゃないの?私は大丈夫大きなお世話だ」
「ふーん…そ、君がそこまで言うなもう知らない勝手にすれば?一回痛い目に遭えばいいよ。じゃあね」
美風君は後ろを振り返らずそそくさと帰って行った。



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