Love song of stars | ナノ


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シャイニング事務所に入ってから初めて学校に行くことになった今日何故かと言うとテストがあるから本当は行きたくないけどテストで単位取れば何でも許される我が校日本一頭の良い学校で通ってる。
本当は入りたくなかったが親が勝手に手続きして3年間ちゃんと学校へ行く代わりに自由を約束された。

クリーニングに出したての制服に身を包み夏服の上にベストを着て鞄を持つ。
「はぁ…行きたくない…」
下に降りてご飯を食べるべく食堂へと向かう。

「あれぇー!制服じゃん!いいねぇやっぱ女子高校生っ」
と嶺二さんが冷やかすと言うかおっさんみたいなこと言うなよこの人。
「変態近づかないでくださいおっさん」
「がびーんっっ嶺ちゃんショォーック」
朝からテンション高っ…。
「でもなんで制服?」
「…今日テストだから受けなきゃ卒業できない」
「いいなぁ!僕ちんもschoollife満喫したかったよぉ!」
いいもんかあんなめんどくさい檻私の居場所なんか無いし…。

「でも詩歌勉強してなかったよね?大丈夫なの?」
「バカにしないでよなんのための教科書だと思ってんの?」
私ははぁっとため息を漏らしご飯を食べて寮を出る。


通学路に入り同じ制服の人達がちらほら歩いていてその中に一人で歩く皆は勉強しながら楽しそうに話して登校。
つーか今日テストならアイツも来るのか…会いたくないし顔も見たくないし視界に入れたくないしさっさと終わらせて帰ろうかな。
教室に入るとクラスの人が私を見て一瞬シーンとしてまた騒がしく喋りだすまるで私が見えてないみたいに。

席に着くまでクスクスと笑い声が聞こえたり「退学したんじゃなかったんだぁ」とか言ったりする奴も居たけど断固無視というか慣れたこの状況これも全部アイツのせいなんだけどねアイツにさえ会わなければもっと普通に過ごせた。




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