Love song of stars | ナノ


▽ 


目が覚めると寮の自分の部屋に居た。
そうか私泣き疲れて寝ちゃったんだ…。
体を起こすと美風君が手を握って寝てた。
「寝てる時は可愛いのにな…」
寝てる美風君の頬を突く。
「起きてる時は可愛くなくて悪かったねてか男に可愛いは無いでしょ」
いきなり起きてマシンガントーク炸裂。

「って起きてたんかい!ごめんごめん。ずっと手繋いでくれてたの?」
美風君は頷く…なんかくすぐったいこんなに良い友達が出来るなんて幸せだ。
「おーい聞いてくれよ!俺ケンカの王子様のスペシャルに出れることになったんだよ!」
いきなりは私の部屋に入ってきた翔ちゃん。
なんとあのケンカの王子様に出れる見たい懐かしい病室でよく二人で見てたっけな。
「翔ちゃんおめでとう!」
「詩歌ならそう言ってくれると思ったぜ。お前とよく見てた憧れのテレビに俺が出れるなんて夢にも思わなかったそれに目標だった日向先生との共演だし」
翔ちゃんの顔が輝いてるこういうまっすぐで直向きなところに私は惹かれたんだろう。
「頑張ってね。きっと良いドラマになるよ」
「おう!全力で行くぜ!じゃあな」
部屋から出て行きまた美風君と二人きりになった。


「いつまでいるの?」
「別にもう行くよ」
「早く出ってよね!」
美風君は椅子から立ち部屋を出て行く。
一人になった部屋で昨日の服のままだったから着替える。
にしても翔ちゃんすごいなあのドラマに出れるなんてアイドルか…。
私には無理な世界だと思ってた。
「おい。入るぞ」
黒崎さんの声が部屋越しに聞こえる。
「ちょっまっ!!」
私の声を聞かずにドアを開ける黒崎さんかなりビックリしてるいや驚きたいのはこっちだし!
「わりぃっ」
最近こういうの多くね?最悪だ…急いで着替えてドアを置ける。
「すいません見苦しいの見せてというか勝手に入ってこないでください」
「いや…き、れい…ったく見苦しいもん見せやがって」
「悪かったですね!勝手に入って来たのはそっちでしょ…でなんか用ですか」
「ああ、テメェ昨日出て行ってのこのこ帰ってきたみたいだな根性無し」
「そんなこと言いにくるためにわざわざ来たんですか?暇ですね先輩」
ムカついたから挑発をすると黒崎さんが驚く。


「私はここでデビューするため帰って来たんですよ黒崎さんが何を言おうともう逃げませんそしていつかあなた達を追い越しますから」
意地悪っぽく笑う。
もう迷わない私は歌が好きだからここに居るもう迷わない。
「はっ宣誓布告って訳かおもしれェ」
(こいつ昨日より良い表情してやがる)




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