Love song of stars | ナノ


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詩歌が部屋の中に入るとランマルが珍しく女子寮へと来た。
「藍、詩歌そこにいんのかよ」
「うん、居るよ。珍しいねランマルがここに来るなんて…詩歌の事気になるの?」
「ばっ!ち、ちげぇよ!ただ風邪でも引いたんじゃないかって思っただけだ…お前こそ珍しいじゃねぇかょ興味があるなんて」
「…研究対象として興味深かいよ彼女。才能にあふれてるしあの技術は不思議なんだよね」

「俺が言ってるのはそう言うことじゃねぇ。お前がそういう風に入れ込むのが珍しいって言ってんだよあの女に惚れたか?」
「惚れた?…ああ好きってことか。よくわからない…でも、彼女と居ると落ち着くしなんか暖かいそれになんだか胸がジンジンして時々苦しくなるんだ」
「おまっそれって…いや、お前には解らない方が身のためだ。忘れるんだなそんな感情ただの偶然だ。それに俺も…」
「俺も?」
僕はランマルの言葉に怪訝そうな顔で見る。
「なんでもない。ケッ。まあ、元気ならいい俺は戻る」
と言って女子寮から出て行く。
忘れろか…忘れようとしたけど無理だった博士に頼めばデータだって消去出来なけどしたくなかった。なんでかは解らないけど忘れたくなかったんだ。
ねぇ神様。この感情はなんて言う感情なの?
なんで僕に原因不明の感情が芽生えたの?教えて…。
「ねぇお願いだから僕を嫌いにならないでよ…」
ドア越しに届くはずのない声で呟いた。






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