Love song of stars | ナノ


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なんだろう…撮影の時のキスが甦ってきてまともに美風君の顔見れない。
恥ずかしくて緊張して前までどんな風に美風君と話していたか解らないよ…。
「ちょっと詩歌!」
「ふぇえ!?早っ美風君早っ!?」
気付くと美風君が追いかけてきてて思わず突っ込んでしまった。

「なんで僕を避けるの?」
「…気のせいだよ…」
なんで普通なの?仕事だったから割り切られてるの?じゃあなんであんなことしたの?
頭の中で言いたいことがグルグルと駆け巡るが言えないそんなこと絶対口が裂けても言えない。

「じゃあ僕の目を見て」
無理やり美風君に私の顔を自分の方へと向けるが私は目を瞑る。
「…そんなに僕が嫌い…?」
少しいつも寄り悲しそうな声で言った。
「ちっ違う!そんなんじゃなくて…ただ…っ」
私は目を開けて美風君に反論すると綺麗な顔が目の前にありドキッとした。
変心臓がバクバクして変に緊張して落ち着かなくて意識しちゃってて顔が赤くなってまるで…恋してるみたいじゃん…。

「ただ?」
「美風君がっきききキッスなんてするからっ変に意識しちゃって、変なんだよ…なんで…美風君は普通なの?仕事で仕方なかったから?ならキスなんてする必要無かったじゃん!」
やばい思ってることがどんどん止まらない。言いたくなかったのにでも美風君がどう思ってやったのかが知りたい。
「…別に深い意味はないと、思う…言ったでしょああやった方がリアルだって」
「…そう、わかった。離して」
美風君の腕を振り払い自分の部屋へと戻ろうとする。

「僕だって…本当はランマルと君が2人で居るのを見るとモヤモヤしてイライラしたこんなこと今まで知らなかった…なんなのこの感情は…わからないんだ僕には」
「っ!私も知らないっ」
勢いよくドアを閉めて部屋の中へと入りそのままドアの前にしゃがみ込む。
顔が熱い風邪を弾いた訳じゃないのに…美風君の事で頭が埋め尽くされてる私が好きなのって翔ちゃんじゃないの?可笑しいよ…。






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