Love song of stars | ナノ


▽ 


「た…すかったぁ」
「はぁ…君もっと危機感もったら?幾ら那月がほわんとしてても男には変わりないんだからさ」
「べ、別に油断してたとかじゃないしっ!なっちゃんが急に抱きついてきて首筋舐めただけだからっビックリして助け求めちゃっただけだし」
違う…本当はありがとうって言いたいんだこんなこと言いたくないのに。
美風君ははあと大きなため息を再びすると私の頭を乱暴に撫でる。

「君の行動パターンはもうインプットされてる。どういたしまして」
ふわっと美風君が笑ったのを見て私は言葉にならないくて口が動く。
「べ、別に私何も言ってないしっ!!!」
「ふぅん、そう。僕にはありがとうって言ってるように見えたよ」
「言ってない!勘違いしないでよっっ」
恥ずかしさのあまりにまた悪態をつき美風君から逃げた。

「…確かに那月が言ってた通りだ。良い香りがする」


急いで部屋へ入り扉に寄りかかる。
な!なななななにあの笑顔!初めて見たっ。
走ったせいかな?凄い胸がドキドキしてる…。
胸を押さえて落ち着こうとしても落ち着かないなんだろうこれ。

「寝よ」
乱暴にベットへと倒れて眠ろうとしても落ち着かない心臓のせいで寝付けない。
ベットから体を起しておもむろにギターを持って肩にかける。
アンプに繋げてボリュームを下げてギターを弾く胸のドキドキを忘れようとするかのように





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