Love song of stars | ナノ


▽ 



ぱりちと目を開けるといつも朝起きる時よく見える天井が見えて勢いよく状態を起こす。
「あれ?私外で走ってて…んー途中でケーキの食べ放題に遭遇してそれから…」
しかもおでこが痛い…。
頭の中を整理するけど今の状況を理解できないでいると笑い声が隣から聞こえてくる。

「ちょっうーたん面白すぎ!どんな夢見てたの!?」
「嶺二さん?夢…だったのか」
「うーたん倒れてたんだよーもー嶺ちゃんビックリ!」
「寝起きにその不愉快な寿語聞くと胸糞悪いですねー」
「ちょっと嶺ちゃんショックだよ」
「で、嶺二さんがここまで私を運んでくれたんですか?」
「あーあうんそうそう!」
何かをごまかすように頷く嶺二さん。


「すみません重かったですね」
「おいおいっおじちゃんだからって舐めちゃいかんよぉ僕ちだって男だかね?」
「そうでした…迷惑かけちゃったみたいですし何かお礼をさせてください」
「えーいいよそんなのっ」
「よくない!色々教えてもらってそれで迷惑かけたんです!私の気が晴れません」
「おーいおいこに育ったねぇ」
瞳をわざとらしくウルウルさせて泣いたふりをする。

「じゃあさ、今度ドライブ行こう」
「嶺二さんがそれでいいなら…わかりました」
「うんうん。楽しみにしてるよ!これから仕事行くから安静にしとくんだよ」
ウィンクをしながら部屋を出てった。
おっさんのウィンクマジキチ…。

うーたんの部屋を出た俺は深くため息をついた。
ヤバいだろ僕ちん犯罪になっちゃうの!?
うーたん可愛すぎっ!10才差だよー未成年だよ…そうだ妹彼女は妹だ!
俺は心の中に自分の気持ちを封じ込めた。

「なにこれ!?おでこに傷がっ!?まさか倒れた時にぶっけたのか…」
自分のおでこを鏡で確認した。
はあ…特訓中途半端になっちゃった…お腹減ったな。部屋を出て台所に向かおうとするとドアノブに何か掛けてあった。
お菓子だ…ああ、嶺二さんかこんなことまでしてもらってひどいこと言っちゃったな。







[4/4]

prev / next

[ back to top ]


人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -