Love song of stars | ナノ


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恥ずかしさから気まずい雰囲気だ。
何を離せば良いか解らず墓穴をほってしまう
「ははっ私玉砕しちゃったんだね」
「無理に笑う必要ないよ。君はちゃんと泣けるんだから」
「…そうだね…初恋にサヨナラ…

幼い記憶君と2人で歌った病室
爽やかな風が2人のメロディーを
優しく包み込み音楽の世界へと導いた。

今でも覚えてる君と過ごした日々
苦しかったり嬉しかったり
胸が締め付けられてる
甘くて切ないこれが恋なんだ

再会して大人になった君
でも一つ変わった大切な人が出来たみたい
君の瞳には私は映ってない
初恋にサヨナラ
ILOVEYOUを君に届けたい…。」

初めてこんな歌を歌ったしかも高い声ででも気持ちがいい。

「いいねその曲翔のために歌うなんて勿体ないないくらい」
「ありがとう美風君」
「さっきからお礼言ってばかり言葉じゃなくて何かほかのもので返してほしいね」
「ちょっと言葉で十分でしょ!それとも何か欲しい物でもあるの?」
「感情(心)」
「はあ?何言ってんの…」
「ジョーダン」
意地悪く言うものの目は結構本気な気がする。

次の日の撮影は翔ちゃんの表情が生き生きしていた。
凄いなやっぱ翔ちゃんをリラックスできるのは春さんだけだ。
無事に全シーンを取り終え皆感動の涙を流してた初めてやった撮影は大変だったけど女優になるのも悪くない。

「いいね。アイドルって」
「はい、楽しいですよアイドルって」
初めての恋初めての失恋こうやって傷ついて女の子は強くなるんだな。
伝えることの出来なかったけど今はそんなに落ち込んでない多分あの時思い切り泣いたからかな?そこは美風君に感謝しなきゃだね。
もう恋は当分いいや…今は歌いたい歌を歌って皆に聴いてもらいたいな。








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