Love song of stars | ナノ


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次の日翔ちゃんは張り切って収録に行ってけど帰ってきたら落ち込んでた。
夜に一人で自主トレをしている姿を皆で見守ってる大分強張ってるみたいだ。
「龍也が監督に頼んだみたいだよ彼の再トライでも無理だね気負って固くなってるあれじゃ本来の力はでないね」
「力を発揮するにはリラックス自然体が一番か」
頑張っている翔ちゃんを私たちは黙って見つめる。

「何か手伝えることないかな」
「おチビちゃんだって男だ。今回俺たちの出る幕はないよ」
なんとかしてあげたいなっちゃんも同じ気持ちだ。
「しぃちゃんちょっと僕の部屋に来てもらえませんか?」
なっちゃんに呼ばれて部屋へと向かう。

「翔ちゃんのこと僕は心配です…しぃちゃんも心配ですよね?僕たちで何とかしてみようと思い呼びました」
「なるほど…やっぱなっちゃんも心配だよね…どういう状況なのかよくわからないし近くで見ること出来たらいいのに」
「そうだ!それですよしぃちゃん僕とエキストラに出ませんか!?確か募集していたはずなので」
「いいかもそれ!私ドラマとか出たことないし良い経験にもなるし」
「決まりですね。じゃあ明日僕と一緒に収録現場にいきましょう」
「わかった」
翔ちゃんの演技は初めてみるから結構楽しみだな。

「何2人でコソコソ話してるの?」
いきなり美風君が部屋に入って来たなっちゃんと顔を見合わせて人差し指を立てた。
「「内緒だよ/です」」
私はソファーから立ち部屋に戻る。
「じゃあお休み」
「おやすみなさーい」
「…おやすみ…」
「やっぱしぃちゃん可愛いです!」
「そう?もしかして那月好きなの?」
「はい!だーい好きですぅ」
「友達として…ね」





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