扱い
「ユーリさんは、以前は騎士団にいた方なんですよね?」
「ほんの少しだけだけどな。それ、フレンに聞いたの?」
「はい」
「ふ〜ん、あいつにも城の中に、そんな話する相手いたんだな」
「何そのフレンに友達いないですよ発言!?」
「実際そんな感じなんだよ。騎士団では下町育ちを毛嫌いするからな」
「そ、そんなこと・・・」
「まあまあ。全員がそうなわけじゃないよ、きっと。
それにユーリの言葉だからあんまり気にしなくてもいいって」
「・・・おい」
「はい!」
「こら。元気よく返事すんな」
「ぷぷっ。ユーリざまあ」
「・・・」
「あだだだだだだ!無言で頭をグリグリしないでー!
何この扱いの差!?」
「・・・」
「あだだだだだだだだだ!!すいませんでしたー!!」
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