今日は、ゆきみがいなくて、ワルツがいる。
ワルツは僕のことを分かってくれて、いつも優しい。
雪見がいると賑やかで皆楽しそうだけど二人で過ごすのも好きだ。
過ごすといっても只二人でテレビを見たりお菓子を食べたりするだけ何だけれども。
ワルツを見ていると面白い。
絵を描くのが好きなワルツは、何かを考えているのか
あれこれと表情を変えながら描いている。
「ん、どうしたの?宵風」
僕の視線に気付いたのか、此方を向き声を掛けてくる。
「なんでもない…」
ずっとワルツを見ていたい、何て絶対に言えない。
そんな事を考えていると、ワルツは立ち上がってニッコリと微笑んだ。
「ねぇ、宵風…パフェでも食べに行こうか」
「!」
嗚呼、やっぱり。
君の笑顔には勝てない
「ワルツ、好き」
ブハッ(←パフェを吹き出した音)
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