今日は久々に翔太とのデートだった。嬉しくて、オシャレにもいつもより気合いが入った。少し経って、翔太が迎えに来てくれて、私を見たときの翔太は顔を真っ赤にして「可愛いじゃん」なんて言ってくれて、私も『翔太もかっこいいよ』って言うとお互い照れながら笑い合った。そして、いかにも高級って感じのレストランなのに翔太は「好きなもん食え」って言ってくれた。2人共食べ終わったところで他愛もない話をして笑ったりして、今に至る。その今の状況というのは、翔太がずっと私の方を見ている。

『なに、見てるの』
「綺麗だなーって、…名前が」
『そ、そんなことないよ!』
「いや、綺麗だ。名前。」
恥ずかしくなって、私は翔太から背を向けた。

「おい、こっち向けって」とか言ってくる翔太をお構いなしに携帯をいじる。

途端、グイッと翔太の方に半強制的に向かせられる

「今から言うこと、一回しか言わねえから…よく聞いとけよ?」

翔太はポケットから何か取り出して、私にこう言った


「結婚してください」

(小さな箱から取り出したそれを私の指にはめた)(涙ながらに頷いた)


0205 松端





人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -