『綱吉は、妖精っていると思う?』



由夜はたまに訳が分からないことを言い出す。それも突然に。
しかも今みたいなあり得ないことを口にする。
普通の中学生は、妖精なんて信じないでしょ?



『こないだね、見たんだよー それも並盛で!』

「へー」

『朝も会って、その時に今日は空からアメが降ってくるよ≠チて言われたの』



まぁ、今日は朝から雨降ってるからね。
寧ろ気付かなかった由夜の方が異常だよ…
というか、雨が降ってくるなんて言われなくても嬉しくないでしょ。



『ほら、空から降ってきた!』

「いや、朝から雨なら降ってたからね」

『その雨じゃないの!』

「何言って・・・」

『ね? 飴でしょ!』



俺は夢を見てるんじゃないかな?
それかリボーンの仕業としか思えない。
でもこれからは少し、ほんの少し由夜の言うことを信じてみようかなと思った。






『あとね、夕方からはダイヤモンドが降るんだって〜』



やっぱり、信じるのはやめよう。
…でも、ダイヤモンドが夕方から降り出すのはまた別の話だったりする。








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