※教師白石×高校生ヒロイン





白石、先生…
そう呟いても、先生に私の思いが伝わるわけないのにな。
それに先生からしたら私なんて、ただの生徒に過ぎないのに…

でも、こうやって白石先生と放課後に居残り出来るなら、馬鹿も悪くないかも。
それに先生と2人きりだし!!これはもしやチャンスでは!?
…いや無理だな、うん。



「明知、早う手動かし?」

『…先生って、関西出身ですよね。何で関東に来たんですか?』

「いいから口動かさんと、手動かしなさい。」

『先生が質問に答えてくれたら、動かしますー』

「…テニスするために来たんや。ま、結局教師やっとるんやけどな」

『テニスやってたんですか、へぇ―… じゃあ彼女はいるんですか?』

「おーい明知ちゃん、手動かさへんのー?」

『・・・・・』

「…おらへんけど?」

『へぇ…』



良かった、先生に彼女いないんだ。
でも私みたいなガキに興味ないよね…



「で、自分はどうなん?」

『…え。』

「好きな人、おるん?」

『・・・・・』

「・・・・・」

『先生が…白石先生が好き、です。』

「ふっ 俺も好きやで、由夜ちゃん」

『え! …っ!?い、今ちゅ、ちゅーを!!』

「今はほっぺで我慢しといてな?卒業したら口にしたるから。」



…早く卒業して大人になりたいです、先生。
そして今よりずっと先生にお似合いの女の子になるからね!

(…今も十分可愛いっちゅーねん)




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