私のバイト先には最高にイケメンでドSなバンドマンがおる。
そしてその人は私の憧れの人や。
え、何でかって?…そんなん、曲作りや歌に仕事も完璧やからに決まっとるやろ。
「由夜、3番テーブルにカフェオレな。ミルクとコーヒーは7:3の割合でな」
『は、はい。…あの、光さんていつからここで働いとるんですか?』
「高校の時からやけど。あ、豆はこっちな」
『あ、はい。…え、今はお幾つなんです?大学生?』
「は?…俺今日、制服で来てたやろ。」
『…ってことは、高校生!?』
「おん。」
え、高校生? せやったら私と学校が近い可能性もある訳…ないな。
こんなイケメンの高校生おったら、イケメン好きのうちの学校の女子が騒がへんはずがないわ。
「…由夜、四天宝寺の財前って知っとる?」
『あぁ、凄いモテとる人ですね。それに知っとるも何も同じクラスですわ』
「それが俺や。」
『あー それが光さん…って、え!?』
「ついでに俺、自分のことが好きやから」
『は?』
「…3番テーブルに早うカフェモカ持ってけや」
光さんがあの財前光≠ネん!?しかも高校2年生なん!?…見えへん!!
それに私のことが好き…??え、これ夢とかやないよな。
あ―…あかん。明日から財前のこと直視できへん。
え、告白の返事?そんなん…こちらこそお願いします。
何となーくの中編?になりました。
これで完結です!
書いてて楽しかった(^^)