私の隣にいる白石蔵ノ介は、四天宝寺一のイケメンである。
更にはテニス部の部長を務めていて、基本に忠実なテニスで聖書と呼ばれるほどの実力を持っている。
だから彼は王子≠ネんて愛称を皆からつけられるのだろう。
「んーっ絶頂!」
…この意味の分からへん口癖があらへんかったらの話やけど。
なんやねん、絶頂て。変態か、変態なんか!?
てか白石、横におる謙也の顔見てみぃ。ドン引きしとるで。
「ん、どないしてん?俺の顔ずっと見て」
『いや、別に』
「…あ!もしかして俺に見惚れてたんか?イケメンてのも罪やねんなぁ」
『…お願いやから死んでくれ』