これが俺達の日常 | ナノ






※会話文だけ
※ちょっとだけ幸仁幸














「にーおーう。災難だったね」
「……幸村か。もう慣れたわ。慣れたらいけんのじゃろうけど」
「いや、慣れるが勝ちじゃない?」
「そんなもんかね……」
「それにしても、あの二人もよく続くよね。俺、絶対すぐに別れると思ってた」
「俺も」
「アレかな。別れずに済んでるのは、ここにいる仁王雅治クンのおかげだったりして?」
「そんな功績いらんわ」
「またまた。柳生と丸井のこと、誰よりも応援してるくせに」
「……プリ」
「あは、照れてる」
「……何しに来たんお前」
「え、冷やかしに?」
「帰れ」
「で、今回はどっちが悪かったの?」
「聞くんも野暮じゃけ聞いとらんよ。俺は文句を愚痴愚痴聞かされただけ」
「じゃあ、どっちが悪かったのか賭けない?」
「ええよ? 俺は柳生に百円」
「俺も柳生だな」
「……やめるか」
「そうだね、賭けにならない」



「……はあ。あいつらのおかげで恋愛恐怖症じゃ」
「心配するなよ。余ってたらもらってやるから」
「何が哀しくてお前なんざ好き好んで抱かんといけんの」
「お前何自分がタチみたいな言い方してんの。めいっぱい啼かせてやろうか?」
「お引き取り下さい」










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柳生と丸井のでこぼこな恋愛を応援する会、会長と副会長。(笑)

2012.4.24.

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