盗撮×新名



『いやっ…』

明かりを落とした柔道部の部室で、少女の悲痛な声がする。
彼女は壁際に追い詰められ、制服のジャケットやスカートをはぎ取られてブラウスと下着だけの姿になってしまっていた。
脱がしたのは柔道着の男。
畳の上に引き倒され、身動きが取れなくなる。
大きな手が小さな両手を頭の上で押さえ込み、ブラウスを掴む。何をされるのか分かった彼女は、青ざめた顔を更に青くさせて叫んだ。

『や、こんな…やめてっ』

はじけ飛ぶブラウスのボタン。
現れた可愛らしいブラを押し上げると、白くて大きな乳房が零れ落ちた。
恐怖か緊張か、ピンク色の乳首が震えている。
男は無遠慮に鷲掴むと、練りまわすように揉んだ。手の中で自在に形を変えるそれは、物凄く柔らかくて張りがあるのがよく分かる。
存分に感触を楽しんだ後、先端を押し出すように掴み上げて、立ち上がり始めた乳首にねっとり舌を這わした。

『あっ…ん、』

ちろちろと舌先で弄ると、彼女は唇をかみ締めて湧き上がる快感に耐えようとする。
小さな手で頭を引き剥がそうとしているのか、髪を掴んではいるが力が入っていないようだった。
もう片方の乳首を指で摘んでこりこりと擦って刺激すると、彼女の目に涙が浮かび上がった。
もしかしたら、泣いたらやめてくれると思ってるのかもしれない。
甘いよね、本当にこの人は。

『も、やだあ!』

あ、泣いた。
泣き顔もすっげえ可愛い。
イヤイヤをするように首を振るが、男はちらっと顔を見ただけでやめることはなかった。
それどころか手を股間の方へ伸ばし、さわさわと内腿を撫で出す。
びくん、と身体が跳ね上がり、ずり上がって逃げようとするが簡単に押さえ込まれた。
頑なに閉じられた足を割り開き、ショーツの上から指の腹で割れ目を撫でる。

『ひっ!…あ、だめ、そこだめ…!』

身体を襲う痺れに耐えようとしているのか、身を捩らせる姿がとても卑猥だ。
そんなの、もっと触って欲しいって言っている様なもの。
男はもどかしくなり、乱暴に下着を取り払うと躊躇いもなく中指を膣へと埋めていった。
ずぶずぶと華奢な少女の身体の中に入っていく太い指。

『いたっ、あっあらしく…!!』
「あ」

うわっ、いいとこだったのに名前呼んじゃったよ。
あーあもう萎えるよなー。
リモコンを引き寄せて一時停止ボタンを押す。途端にテレビ画面に映し出されていた行為は中断され、声も聞こえなくなった。

部室にカメラを仕込んでから三日後、意外とあっさり目的のものが撮れた。
けしかけたのは自分だとは言え、まさか本当に嵐さんが彼女を襲ってしまうとは思っていなかったから、これは嬉しい誤算だった。
いや、自棄になったとはいえ、好きな人を好きな人に襲わせるのは俺だって辛かったけどさ。
何て言うの、俺なりの祝福と復讐、みたいな。

エロビデオ見ながらオナってる俺が文句言う筋合いないけど、名前出されるとやっぱ萎えるよなー。
まあ、結構最初の方から嵐さんの顔ちらちら映りこんでたし、萎える萎える言っても俺の手の中で脈打ってるペニスは元気なままなんだけど。
…しょうがない、続き見よ。

『ぁは、あ、あっ、』

再びリモコンを手に取り、再生を押す。
膣の中に埋まったままだった指が挿入を始め、彼女も喘ぎだす。イヤイヤ言いながらも鼻にかかった声は甘ったるい。何だよ、十分感じちゃってんじゃん。
ぐちゅぐちゅとかすかに音が聞こえる。そのリズムに合わせて自分のペニスも扱いていく。
彼女を犯す指は二本に増やされ、膣内を擦りあげたり押し広げたりと奔放に動き回る。っていうか、嵐さん意外とテクニシャンだよな。

『ふぁっ…!そこ、いやっ』
「へえ、どこ?」
『お…おく、おくだめぇ…!』

やべ、今のタイミングバッチリ過ぎる。
はからずもテレビの中の彼女と会話をしてしまい、ペニスの体積が増す。
自分も映像もそろそろラストスパートかも。彼女が嫌だと言っていた箇所を責めながらクリトリスをぎゅっと摘んだ途端、小さな身体が大げさに跳ね上がった。

『や、あっあ、―――ひぁああ!!!』
「…くぁっ」

彼女がイったのと同時に自分も絶頂に達し、ドクドクと白濁した液を吐き出す。
くそ、ティッシュ間に合わなかった。

『も、我慢できねえ…』

俺が後始末を一人寂しくしている間にも、液晶の向こう側では行為が続けられている。
荒い息を繰り返す彼女にのしかかり、抵抗できないうちに張りつめたものを一気に押し込む。

『いたい…!!やだ、抜いてっ』
『ワリイ。でも、もう無理だ』

そうだよな、ここまでやって我慢できるわけがない。
細い腰を掴んで引き寄せ、掻き回すように腰を動かして彼女を堪能するセンパイ。あーあ、余裕ないっぽい。彼女の身体を労わる余裕もなく、性急に打ち付けて揺さぶる。そのたびに彼女の口からは喘ぎとも悲鳴とも取れる声が、小刻みに聞こえていた。

『きゃ、あ、あっ、ぐ、うぅ』
「あー…辛そ」

イったばっかりで敏感になっているだろう陰唇が、ひくつきながらも男のペニスを飲み込んでいる様は、本当にエロい。あ、あれ血かな。やっぱり処女だったんだ。
嵐さんはぐぐっと身体を前のめりに持っていくと、一際強く奥ばかりを突きだした。

『も、出る…っ』
『―――っ!!!』

ビュルビュルと注ぎ込むように彼女の中に吐きだした嵐さんは、緩慢な動きでペニスを抜き取る。
可哀想に、力尽きた彼女は仰向けになったまま身体を投げ出して小刻みに息継ぎをしていた。目からはボロボロと涙が流れている。その様子をぼうっと見ている嵐さんの表情は、何故かとても苦しそうだった。
彼女の唇がゆるゆると動く。

『に、な…く』

言いきる前にぶつ、とビデオが切れた。
真っ暗になったテレビ画面を茫然と見つめる。
…なに、今の一言。
もしかしないでも、俺の名前、呼んでたよね。
血の気が一気に引いてゆく。
どういうこと?
俺のこと、友達だって言ったじゃん。
好きな人がいるって、頬を赤らめて言ってたの、アンタだよね。
だからこうやってお膳立てしてあげたのに、最後の最後に何で呼んじゃったの?
ああ、駄目だなこれ駄作だ。
こんなの見る価値もない。

早々にデータを消去してテレビを消す。
さっさと風呂に入ろう。冷たいシャワーを浴びれば頭も冷えるだろう。いや、めいっぱい熱い方がいいかもしれない。なんだか無性に寒い。
使ったティッシュの山をゴミ箱に放り投げて、フラフラと部屋をあとにした。




AV。【100930-101031】

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