0-1 大切なものはもういらない 大切にすればするほど、失ったときが辛い 愛とか恋とか、スキとかキライとか そんな区切りを付けなければ傷つくこともない 沢山の敵を作って 自分の身動きを取れなくして 逃げたり挑んだり、度胸試しをして 俺、弱くないよって 精一杯の虚勢を張ってた オマエに出会うまでずっと世界は灰色で 俺はヒーローになったつもりでいた こんな世界じゃ、レッドだなんて名乗っても色なんて分からない 活躍できるのはブラックだけ どんな色にも負けない黒だけだった 俺も、ヒーローになりたい 世界を守るんじゃなくて たった一人 オマエを守る、オマエ専用のヒーロー そう強く願ったときは、俺にはヒーローになる資格なんて既になかったんだ 100916 next→ long |