イケメンの横にいる男の子が「お前はモテていいよな〜〜」とか「またお前の引き継ぎ役だよ!!」とか冗談でいってる横でそのイケメンはその子が好きっていう王道ドツボです
ワートリならやっぱ烏丸くんだなって思います。ありがたい……

烏丸くんとずっと距離が間違ったまま友情を深めていく話。

烏丸くんが学生にバイトにボーダーにって忙しいからしつこく絡まれてると可哀想に思えて「ごめーん、京介今から俺とデートだから」「俺の京介に何か用?」って冗談で言って解放させてあげる……妙に女子受けも良いから解放してくれる……ご都合主義です。細かいことを気にせず読む話!

けどある日告白されて
「京介に伝えれば良いのか?(※長年の伝言役)」
「ち、違います!○○くんに……」
「俺?(え、嘘?!俺?!俺にも春キタ?!)」
「でも分かってます!……烏丸くんがいますもんね」
「……え?」
ちょっと周囲に誤解が生まれてることにようやく気付く高校一年

「知らなかったのか」
「普通冗談だって分かるだろ?!むしろなんで皆受け入れてるんだよ?!」
「え、気づいてなかったの?」
「み、充くん……?」
そんな高校一年


「今日あっついな」
「……○○」
「なに?」
「ボタン開けすぎだ。だらしない、もう少し閉めろ」
「え〜〜」
「……跡、見えるぞ」
「何の跡だよ?!」
\ザワッ/
「何の跡だよ?!?!」
何の跡もない高校二年

「○○、これ」
「あ?なに?」
「空のタッパー。一応洗ってあるから。飯ありがとな」
「ああ、おー……」
\ザワッ/
「こいつの家!!!!大家族だから!!!!!!」
お母さんが持っていけって 高校二年


「……京介、近くないか」
「近くない」
「近いわ」
「近くない」
ぐぐぐぐぐっ(押し合い)
「な、なに、京介ってその、俺のこと、あー…………好きなの? なーんちゃっ」
「たぶん」
「そうなの?!?!」
やっぱりそうなのかよ高校三年

「えっ……と、それは、その、俺のこと抱きたいとか……抱かれたいとか、そういう……」
「……いやそこまでは考えたことはない」
「そうなのかよ!今俺すっげー恥ずかしいこと言った!今のなしな!はっず!」
「……でも」
すっと手を取り指を絡めておでこ同士をくっつけてくる
「こういうことは、したい」
「……」
じゅ、純情ぶりやがって……

絶対色々分かってるし知ってるし確信犯なのにこういう時だけ急に純情ぶられると困る……どきどきする……これも計算のうちか……?純情ぶりやがって……の高校三年



その後

高三でくっつけば良いやって思ってたけどもういっそ大学まで……更には就職後とかでも良いような気がしてきた。
この間違った距離でずっと続いてく。

飼ってる犬の散歩してたらバイト帰りの烏丸くんに会ってそのまま夜の散歩したりして
それからたまーに犬の散歩ついでにコンビニの外で烏丸くんが終わるの待ってたりする……恋人……

ではない(まだまだ)
恋人のように見えても恋人ではない。
けど数年後に
「充……お前が偏見とか簡単に態度を変えるような人間じゃない人格者と認めて話すけど……」
「うん」
「……京介と、付き合うことになった」
「……」
「……」
「おっっっそ……」
「?!」
およそとっきーのキャラではないような言い方が飛び出したぞ。

ってなる。


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