夢でも雑食だからトリップものも良い……トリップしてきた女の子と迅悠一を不動産屋の女性視点で書きたい。書きたいっていうか読みたい。何を言ってるか伝わってないと思うけど誰かに頼みたい。

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若い男女のカップルが、すぐ家を決めたいとやって来た。……駆け落ちだろうか?巻き込まれるのは面倒だとわざと高い物件から紹介すると、男の方がポンとお金を出した。驚いた。何故か同じぐらい驚いた女の方が男に耳打ちした。
「──さっき会ったばかりなのに──で、」
一体どういう関係なのだろう。
「このご恩は一生忘れません」
やけにはっきり聞こえたその言葉に、きょとんとした男の顔が徐々に綻んでいった。
揺れる瞳。色づく頬。
何故だか昔、初恋の人に書いたラブレターを思い出した。
靴箱に入れた、あの甘酸っぱい記憶。

「──うん、じゃあ、忘れないで。」

きっと彼は彼女に恋をしている。

*


ありがちだけどトリップ前より昔に二人は会ったことがある(女の子にその記憶はない)設定で、全く関係ない第三者時点で話が進んでいく。

不動産屋→デパートの店員→スーパーのレジ打ち→お隣さん→近所の公園の子供→通勤途中の人→コンビニ店員→病院の看護師→神主さん→四年前三門市に居た人→誰も知らない人→未来が見える人 完(書かない)




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