※ほんのりバットエンド風味
迅悠一は中高どっちも学ランがいいんだけどブレザーなのかな……。
それはそれで可愛いしショタから面倒みたい。
というか中高どっちも学ランだったら迅悠一ネクタイ結ぶのに慣れてないんでは……?!
もし中学がブレザーだとしたら最初は結べないもんだよね。
そもそも普段からトリオン体でいることが多い上に私服……あるの……?(失礼)
「お、迅くん。どした?」
「あ、いや……」
「あー、ネクタイか。結べない? 結んであげようか」
「え、あ、」
「ほい。男前度が上がったぞ」
「あ、ありがとう、ございます……」
(捏造ボーダーに入ったばかりの迅くん)(恐らく既に母死亡)
「○○さん、あの……」
「お、またネクタイ?」
「はい、すみません」
「いいって、いいってこれぐらい。ほら、」
結んだあと、決まって頭を撫でる癖が○○さんにはある。その癖を知ってる人は、俺だけだと良い、なんてことを思ったりした。
「スーツって堅苦しいよなあ」
「仕方ないでしょ太刀川さん、これも…………」
「どうした? ああ、結べないのか? やってやろうか」
「いや、」
流石に、何回も見れば覚えられた。
けど、結んだあと、頭を撫でて俺を男前と褒めるあの人が。……あの人が、もういないから。
「俺はしないままでいこうかなあ」
「ずるっ」
ネクタイしない主義の迅悠一の話
(後半の太刀川さんとの会話はなんやかんやあってスーツ着ないといけなくなった)
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