2022/02/06(Sun)

◆『閃光』について
とりあえず、三章書き終えたー!ということで、いったんお礼を。ありがとうございました!
改めて、三章を振り返る記事はそのうち立ち上げたいと思っています。


◆『醒めない』について
蛇足が長くなったのは主にこっちですね。語りたいことが多いけど、うち七海さんを目的に来てる人が多いよな…と考えたりして。ここなら気にしないで語れる!!

(※以下、わりと「書き手視点」の話なので、興味のない方は読み飛ばしてください)

『醒めない』は、わたし個人的には、挑戦的・実験的な作品です。
別に制限をかけているわけではありませんが、現時点では全ての話を「スマホのメモに打ち込む」「1400字以内に収める」という自分ルールで執筆しています。
じゃあ『閃光』は?となりますが、あちらはわたしが今までずっとやってきて慣れている方法、具体的には「パソコンで打ちこみ」「字数制限なし」「ざっくりプロットを適当に区切ってざくざく仕上げ」というアバウトで行き当たりばったりなやり方です。
閃光のtwitter logもスマホで打っていますが、ツイッター掲載用を前提にしているので、意識しているのは「縦書き原稿の基本的な法則」です。段落の一字下げとか、台詞内での記号記述後の半角下げとかそういうやつです。
閃光の連載本文については、勢いと楽しさがないとしんどいこともあり、そのへんは全く意識していないので、きっと国語の先生にぶん殴られると思います。法則無視にも程がある。
はっきり言って、実際に読む方にはあまり関係のないことだと割り切り、開き直っています。読んでて楽しい方がいいと思うので。

さてさて、主旨とずれました。
『醒めない』の読み味が『閃光』と大きく違っていれば、それはわたしの狙いのひとつだということです。とはいえ、意図しているというよりは、1400字以内の縛りで結果的にそうなっているのですが。
醒めないヒロインの一人称視点であることも理由ですが、かなりさっぱりした読み味を期待しています。淡々と進み、淡々と場面が切り替わる。一話でワンシーンを描き切り、次の話では違う場面に移る。なるべくそうしたいと思い、挑戦する気持ちでやっています。
これが結果的に「読みやすい」に繋がれば大成功ですが、こればかりは反響がないとよくわからないので、ご感想などいただければ泣いて喜びます…!
書き手としては、色々こだわりがあるよって話をしたかっただけなので、ぜひ構えずに楽しんでくださいね。もちろん、感想も送りたいと思った時だけで全然OKです。

更新履歴の方でも少し触れましたが、プロット…物語の大筋はラストまで完成しました。あとは手を動かすのみ!
もともと、連載・そうでなくともシリーズなどの同設定で連続する作品は、ふわっとしたラストシーンを想定してから書き始めるようにしているのですが…
構想を繰り返すうちに、当初考えていたラストシーンとは全然違う内容になりました。
その理由は、最近鑑賞した二本の映画です。素晴らしい脚本・ストーリーにドキドキして、わたしもそういうものを書きたいと熱くなった時に、「『醒めない』っていう土台があるじゃないか!」となったわけです。
以前少しだけご紹介した短編アニメ映画「サマーゴースト」、そして数日前に観た「こんにちは、私のお母さん」という中国の映画が、その火種でした。
詳細は興味のある方は調べていただくとして、前者は幽霊、後者はタイムスリップ要素がありました。どちらも切なく優しい、最後には前を向ける良作です。
『閃光』もそうですが、自分の思いはきちんと声に出さないと伝わらない…という普遍的なテーマが、わたしは結構好きです。
特に七海さんは、勘違いされやすいけど実はいい人!っていう雰囲気がありますよね。わたしは彼のことを現実主義者だと考えているので、特に口に出す言葉は容赦がない傾向があるんじゃないかなと思います。
その点、灰原くんは素直だけど、人を見る目があまりにも善人のそれなので、出てくる言葉も明るい内容ばかり。あまり考えなくても良いことしか言わないから、人に好かれる。
『醒めない』のヒロインも明るい子ですが、実は今後、色々と明らかになっていくパートの中で、それだけではないことにきっと気付いていただけると思います。
そんな彼女が灰原くんを前にして何を感じるか、ということが、まぁざっくりとした『醒めない』の主軸ではあるのですが…
最近接した素晴らしい作品から得た着想などを経て、ラストに向かうアプローチが大きく方向転換しました。個人的には「え、めっちゃ面白くなりそう」という感じなので、形にするのが楽しみです。
ただ、わたしの主観では結構重く、暗いです。(当のヒロインはそうは捉えていませんが…)
さっくりした読み味を目指し、重い話をそう感じさせずに読ませるっていうのも、一つ面白い経験になるのではないかと感じて、色々な意味で楽しく執筆に向かっている、そんな現状です!

めちゃくちゃ長い話になりましたが、今考えていることを書き留めるのもなかなか楽しいので… もし「なんか予想してた話と違う!」と思った方は誠にごめんなさい。
もし「ねえねえ、これはどういうこと?」「もっと書き手の思い聞かせて」とかそういう…なんかむしろ興味が湧いたとかあれば、ぜひご一報ください。答えられる範囲でお話させていただきたいと思います。
もうみんな気付いていると思いますが、わたしはかなりおしゃべりですし、こだわりも自我も強いんですよ。うるさく思われたくないので、大人しくしていたいのも本音です。
まぁこんな奴ですが、今後もよろしくどうぞ!
神っぽいな - more
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